大田区の2世帯住宅(地鎮祭)
2018.09.30 Sunday
大田区の2世帯住宅。いよいよ着工準備に入ります。
本日は、着工前の大切な儀式。地鎮祭です。
あいにくの雨模様となりましたが、昔から雨降って、地固まる。。ということわざもあるように
地鎮祭はむしろ雨でしょう!というのは少々強がりか(笑)
ここで地鎮祭についてご説明。
地鎮祭とは古来から日本に伝わる天と地の儀式で、神主さんをお呼びして執り行います。
神式、仏式、またはキリスト教などいろいろありますが、
日本で一番多いのはこの神式。
目的は、工事前のお祓いの意味が大きく、ご近所に着工することを伝えるとともに、
工事の安全、順調に進むことを祈念する儀式です。
職人さんはこの儀式をとても重要に思っていて、地鎮祭を省いた現場では仕事はしないという方も多いです。
まわりへの配慮、物事へのけじめ、そういう意味も大きいようにも思います。
祭壇には海のものや山のもの。お水やお米。古来から記された供え物をおきます。
お塩やお酒など、儀式の途中で使うものもあります。
鍬入れの儀では、設計者である私はカマ入れを担当します。
その次にお施主さんがクワ、施工会社が鋤、砂山を崩して儀式を行います。
儀式自体は30分くらいですが、お施主さんにとっては一生に一度の儀式です。
終わるといつも身の引き締まる思いがします。
工事の安全をお祈りします。神主さんもありがとうございました。