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DIARY-TSUBOIARCHITECTS OFFICE
世田谷の住宅【基礎工事】

031701.jpg

世田谷の住宅は現在基礎工事が進んでいます。

基礎のまわりに敷かれているのは防草シート。これから春になる現場は雑草との戦い。

このシートは後から敷くこともできますが、現場の作業のしやすさも含め先にシート敷きを行いました。

 

基礎は現在では主流のベタ基礎工法です。

ベタ基礎とはコンクリートの床と立ち上がり部分が一体になった工法で、地震の横揺れに強く地盤沈下

が起きにくい工法です。

 

031704.jpg

床下空間は室内と同じ温熱環境をつくるため、基礎断熱工法を採用しています。

コンクリートの基礎に直接断熱材を貼り付けて、1階の床から熱が逃げるのを防ぎます。

主に東北エリアでよく使われてる方法です。

 

関東地域では床下を自然換気し、外気を取り込む工法を採用する会社もまだまだ多いですが、

私の設計では、関東であってもこの基礎断熱を標準として考えています。

経験から住んだときの足元の体感温度はかなり違ってきます。

 

床下には、さまざまな設備配管や、空調ダクトなどが入ります。

床下の温度も一定に保っておけば、設備配管のエネルギーロスも減らすこともできるますし、

湿気やカビなども起きないため、縁の下をどのように造るかはかなり重要なことなのです。

来週からはいよいよ木構造の工事がはじまります。

棟上げの様子はまた次回にレポートしたいと思います。

 

 

posted by Toki Tsuboi | 23:07 | 現場のこと | comments(0) | - |
越谷の住宅(現場進行中)

IMG_1528のコピー.jpg

今年のはじめに着工した越谷の住宅は着々と現場がすすんでいます。

現在屋根と壁が貼られ、サッシも入り大工さんも天候に左右されることなく

作業しやすい環境が整いました。

 

農耕地の真ん中では少しの風でも舞い上がる砂埃が建物や人にダメージを与えてしまうことがあります。

荒い外部環境から建物を守り、いかに平穏な内部環境を整えることができるかはこの家のテーマの1つ。

 

埃の侵入を防ぐためには高い断熱性と気密性はなくてはならないミッションであり、

一方で太陽光を享受するパッシブな住宅のありかたは、自然との関わりを身近に感じ

そのエネルギーの利用にも役立っています。

暮らしの中で自然との関わりもまた、なくてはならないミッションだと思うのです。

現場はこれから外壁下地、内部造作工事へと移行していきます。

 

今日は風も少なく穏やかな週末。現場の隣りにある梅の木にはちいさな花が咲きはじめていました。

 

IMG_1530.JPG

 

posted by Toki Tsuboi | 20:22 | 現場のこと | comments(0) | - |