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DIARY-TSUBOIARCHITECTS OFFICE
軽井沢の別荘・完成写真(その1)
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軽井沢の別荘は第一クールの完成を迎えました。
これから冬を迎える軽井沢。
来年春の暖かくなったころから、第二クールの工事に着手します。
ウッドデッキや渡り廊下、門や塀を整えた美しい
お庭をつくる予定。こちらのプロジェクトの様子も
今後ブログにアップしていきますのでどうぞお楽しみに!

 
posted by Toki Tsuboi | 21:42 | 完成住宅事例 | comments(0) | - |
薪ストーブに火が入りました。
軽井沢の別荘のお引渡しレポート。住宅設備のテストや説明もおわり、
お施主さんを囲んで、いよいよ薪ストーブに火を入れます。

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冬の季節を愉しむゆとりの象徴として、やはり主役は薪ストーブです。
今回入れたストーブは、スペインからの輸入品。
シンプルでスクエアのシルエットに、大きなガラスフェイスをもつ
とってもハンサムなストーブです(笑)

使う空間を選ぶ、ヨーロッパの美しいプロダクトデザイン。
性格を汲み、辛抱強く付合っていかないと火傷します(笑)


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レバーハンドルのない美しいガラスフェイスの扉。着火材とともに薪をくべれば、少しずつ立ち上がる
炎が美しいダンスをはじめます。薪が燃える香りも、また愉しみのひとつすね。


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火が入ると、お施主さんや関係者のみなさんとしばし沈黙の時間が流れます。
すべてがこの炎のためにあったような。。そんなことを思わせて
くれるやさしい炎でした。本当にニクイやつですね(笑)

この小さな劇場。見る人の心を離しません。
みんなで床に座って、座談会に花が咲きました。
 
posted by Toki Tsuboi | 16:26 | 完成住宅事例 | comments(0) | - |
軽井沢の別荘が完成しました。
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秋の紅葉が美しい軽井沢。昨年より進行してきた軽井沢の別荘計画。
本日、建物が完成しお引渡しとなりました。

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この別荘は、東京在住のご夫妻のための終の棲家。
いつかこの軽井沢の地に自分の別荘を建ててみたい。こどものころから描いていた御主人の夢。
共に人生を歩んでこられた奥様と将来移住するために造られました。

避暑地として名高い軽井沢。年間沢山の観光客が訪れます。
ここにある豊かな自然、ゆっくりと流れる時間を得るために人はこの場所に惹かれるのでしょう。
そんな時間を愉しむためのリゾート的な別荘も軽井沢には多く存在しています。

施主さんはこの軽井沢に暮らすことは、単に自然からもらうだけではなく
自然の側にも耳を傾け、できるだけ自然環境とも協力関係を持って生きていく。
そんなお考えを持っています。

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建物は周辺にインパクトを与えないように極力低く、森の奥にひっそりと佇む落ち着いた外観としました。
日射と雨を避けるためにつけられた深い軒がデザインの要となっています。
自然の景色できるだけ楽しめるようにいろいろな形の窓を設け、借景を室内に取り入れています。

近い将来、建物のまわりには伐採したかわりの樹木を植え、建物外周にはウッドデッキも計画中。
来年から本格的に外構デザインにとりかかります。

誤解を恐れずに言うなら建物をつくることは少なからずその場所の自然の一部を壊すことでもあります。
建物を建てる以上、その問いは決して避けては通れないものです。
先人の建築家たちも、建築と自然のかかわり方においてジレンマを抱えて生きてきました。
その問いはこれから先の時代を生きていく人にも同じように問いかけられることになるでしょう。

私は建築設計に携わる人間として、建物ができることで、人が今まで気づかなかったその場所の美しさが発見できたり、
その場所に愛着を感じる経験をしたりすることもあるのではないかと思っています。

建築をつくるのが人間であるなら、人間の感性を自然のほうに向けていくための手段として、
建築をデザインすることの意味がある、と考えることもできるのではないでしょうか。

人が建物に訪れたことをきっかけに、目の前の自然に興味が持てるとでも言いましょうか。
その場所で感じた自然の美しさや心地よさが人の心に刻まれていくこと。
かつての日本庭園や建築がそうであったように。。

個人のために造られた小さな別荘。
その場所の自然とその場所に住む人の心を結びつけるための器。
完成した建物を前にそんなことを思いました。


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posted by Toki Tsuboi | 18:00 | 完成住宅事例 | comments(0) | - |