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DIARY-TSUBOIARCHITECTS OFFICE
もちぐされ
 ケータイ会社から突然電話があった。

アナタの使っているケータイは来年で使えなくなります・・。

えっ・・

私はすでに4年くらいケータイを替えていない。

使い込んだせいか、見た目ボロいし、正直オモテに出すのが恥ずかしい時もある。

一応もの持ちのよいほうだと自負していたのだが、この業界から見ればただのオクレ人・・。

今はiphoneやスマートフォンなど、ひと昔前のケータイとは劇的なほど違っている。

PCのメールが転送できたり、端末としての機能も充実していて確かに便利そう。

だからと言って古いのを勝手に使えなくするというのもね・・。

これも世の流れというものだから仕方ない。

そんな他愛のない話を現場監督のNさんにしたらハハハ・・と軽く笑われてしまった。

「設計のセンセイはみんさんハイテクだとばっかり思ってましたよ〜」とあしらわれる。

そういうイメージってあるんでしょうね。

でも建築や住宅の最新情報はしっかり勉強してますからどうぞご心配なく。

しっかりとんがってますよ!

そんなNさん、言うだけあって現場では最新のiphoneを持ち歩いている。

でも「ワタシ、メールほとんどできないんです・・。」と残念そうに言うNさんに

こらえきれず、思わず下を向いて笑ってしまった。


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posted by Toki Tsuboi | 20:37 | 日々のこと | comments(2) | - |
とりました。

このたび木造住宅耐震プランナーの資格をとりました。(2人とも合格!)

「建築士の資格があれば=耐震診断ができる」とは限りません。

木造住宅の設計もそうですが、耐震診断を行うためにはそれ専門の知識が必要になります。

今回の地震で、自分の住んでいる家は安全なのか・・。

そんな不安をもつ人が増えています。

私たちも親族や友人からたくさんの相談を受けました。

そんな方々のお気持ちに応えるため、より専門的な診断ができる体制を整えました。

応急建物判定士のような危険度判定だけでなく、耐震分析や補強などを含めたプラン提案を

行うことができます。(診断費用¥35,000〜)

耐震診断をご希望の方、また耐震補強を含めたデザインリフォームをご検討の方。

是非ご利用ください。→ ご相談はコチラまで


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posted by Toki Tsuboi | 12:06 | 仕事のこと | comments(0) | - |
南三陸町
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石巻からおよそ60km北にある南三陸町へ。

このあたりの海岸沿いの町は例外なく津波の被害を受けている。目的地を設定するため志津川駅をカーナビに入力するも、目的地に着いて愕然となる。ここにあったはずの駅、役場、町全体が跡形もなく消滅していた。

3ヶ月経った今でも瓦礫の山はまだほとんど手付かずのように見える。現場には瓦礫を焼却している煙が充満し、風の音だけが静かに聞こえる。ここは3ヶ月前から時間が止まっているようだ。

山の上にある志津川中学校を訪問すると、教室では授業が再開され、体育館には避難生活している方々でいっぱいだった。中に入ってお話を伺うと、昨日訪れた石巻とはまた事情が違っている。かつて町があった下の平野部は今は危険区域に指定されてしまったため、もとの場所で生活を再建することは事実上不可能なりつつある。

今は一時的に山の上に避難していているが、いつかはもとの場所に戻りたい。それまでは仮設住宅でも仕方ない。そう言う人が多かった。戻りたくても戻れない現実は避難している人たちのジレンマとなっている。

グラウンドには沖縄からやってきた自衛隊の方々がテントを張り、その脇にはプレファブの仮設住宅ができていた。空き時間に子供たちとサッカーボールを追いかける自衛隊員。この非常事態が生み出した稀な光景ではあるが、それが避難している人の心を支えているようにも見えた。

今回2つのエリアを訪問したが、同じ宮城県内でも場所によって被災した状況は異なっている。また今後議論すべき内容や必要なものも、実は同じように見えて場所によってかなり違いがあるように感じた。わかったことは今回私たちが目にしたものは全体のほんの1部にすぎないということだ。

避難されている方々の思いを知らなければ 本当に必要なものは見えてこない。仮設住宅の用地問題からその品質に至るまで問題は山積みだ。復興の道筋はどのような形で示されるべきなのか、日本中の知恵を集めて考えてなければならない。
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(06.13 南三陸町 志津川中学校より)


posted by Toki Tsuboi | 12:47 | その他 | comments(0) | - |
石巻
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東日本大震災から3ヶ月が経ちました。

ここは宮城県石巻。津波に襲われたこの場所を歩きながら、いろいろと思うことがありました。今回の訪問は避難所で生活されている方々や地元の工務店の方々から仮設住宅の現状や今後の復興についてご意見を伺うことが主な目的。石巻の公民館では1人ひとりの方とひざをつきあわせながらいろいろなお話を伺うことができました。

みなさん早く仮設住宅に移ることを希望されていると思っていましたが、一概にそうとは言えないようです。ここ石巻では義援金の配布がまだ行われていません。仮設住宅に移れば、日々の生活は自分でまかなわなくてはならなくなり、その先の生活は保障されません。

仮設住宅に移っても、1人でどう生活をしてゆけばよいのか・・。顔見知りの人たちとも離れたくない。そのような理由で仮設住宅に入居することを断念する人もいます。義援金は一時のものに過ぎませんが、せめてそれだけでも早くしてほしいという声も。ここにいる方々は、この避難所ではじめて知り合った人だそうですが、みなさんがお互いを気遣い、それが何よりの救いだとおっしゃっていました。

今日も避難所ではボランティアの方々が作業し、石巻出身の芸人さんが歌などを披露。避難されてている方々を勇気づけていました。今も応急仮設住宅の建設や町の復興についての議論が続いていますが、ハコの論理に集約せず、失われた人々の生活の基盤や地域の絆(コミュニティ)を再生することが議論の中心に据えられることを願います。

明日は南三陸町へ向かいます。(06.12石巻にて)





posted by Toki Tsuboi | 12:36 | その他 | comments(0) | - |
S邸着工しました!
我孫子S邸がいよいよ着工の日を迎えました。
今日は朝から関係者が集まって地鎮祭です。
梅雨の季節ですが雲1つない快晴!ていうか・・暑すぎです。

見積もりの最中に東日本大震災があり、いろいろと不安定な状況が続きましたが
みなさんの協力のもと、ようやくこの日を迎えることができました。

Sさんの家は祖母・母・夫婦+子供1人の5人家族。
長期優良住宅の認定を取得した多世帯型の住宅です。

工事を担当してもらうのは柏の青木建設さん。
今回はじめてのおつきあいになりますが、社長さん、現場監督のNさん、どうぞよろしくお願いします。

既存家屋の解体も終わり、更地になった土地に地縄が張られています。
(建物の大きさと位置を示す縄のこと)

面白いことにその平面的な地縄を見ると、施主のみなさんからは必ずと言っていいほど
「こんなに小さいんですか・・?」と訊ねられます。
みなさん建物というのはもっと大きいものだと想像しているのでしょう。

しかし上棟のときを迎えると、この言葉が逆転します。
立ち上がる骨組みを見て、「こんなに大きいんですか?」と驚かれることもしばしば。
平面と立体では大きさの感じ方が違うのでしょう。これが空間の魔力なのかも。

地鎮祭が終わるといよいよ基礎工事がスタートします。
このあたりは地盤が弱い地域なので、今回はセメントを使った地盤改良を施すことになりました。
地震で建物が傾かないように、ココ大事なところです。

これから6ヶ月、楽しい現場監理がはじまります。
S邸の工事の様子はこのブログで紹介していく予定です。

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posted by Toki Tsuboi | 21:18 | 現場のこと | comments(0) | - |
LCCM住宅見学会

つくばの建築研究所で行われたLCCM住宅見学会に参加してきました。
LCCM住宅とは(ライフ・サイクル・カーボン・マイナス)という専門用語の略で、生活で使うエネルギー、総CO2の排出量を限りなく減らす考え方をもった住宅のことです。

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このような住宅を最近は「エコハウス」と呼んでいますが、業界でも様々なことが試みられています。
地球温暖化に対してCO2を減らすことを考えた住宅はこれからどんどん増えていくことでしょう。

太陽光発電を載せるのもよし、高効率の設備を使って省エネするもよいですが、やはり住宅で大切なのは、住宅の外にある自然環境とどう向き合うかということ。家の性能や数値ばかりに気をとられて、四季の移り変わりを感じられないような家ではつまらない。夏は自然風で涼をとり、冬は太陽の光を取り入れできるだけ少ないエネルギーで暖をとる。断熱や設備はそれを裏付けるための材料の1つだ。

今回の住宅見学で最も興味深かったことは、「季節に応じて衣替えできる」という開発コンセプト。
南面には何種類もの建具があり、季節に応じて動かして使い分ける発想がいい。

夏はルーバー建具が日射を遮り、冬は断熱性能の高いガラス戸やブラインドが室内の熱を逃がさない。ポイントは自動ではなく、あくまでも生活する人が手動で動かせるということ。自分で季節に応じた快適さを選ぶことができるのが、「衣替え」というコンセプトの所以。

省エネは設備に依存したり、やせ我慢したりするなど狭い視野で考えるのではなく、日本人の中にある四季を愛しむ感性や環境と共存する意識を高めながら、現代の先端技術をうまく取り入れていく努力がこれからますます必要になるだろうし、そこにデザインの可能性があると思う。

今日の見学会に参加してそのことを改めて確認できた。

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「衣替え」できる可動建具(左側ルーバー建具・右側ガラス建具)
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床下に設けられた涼風窓
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風の流れを促す通気口
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高天井のある排気窓(空気が自然に換気されます)

posted by Toki Tsuboi | 12:58 | 建築のこと | comments(0) | - |
お仲間が・・。

 埼玉県羽生市で2世帯住宅のご相談。

敷地を拝見するべく、建替え前のご実家におじゃましました。

最近、親と同居を考える2世帯住宅のご相談が増えてきています。

2世帯住宅を設計するポイントは同居する家族の関係をデザインすること。

言うまでもありませんが、まずご家族みなさんの個性を知ることからはじまります。

今回はどんなご家族にお会いできるのか、とても楽しみにしていました。

駅で待ち合わせをしてMさんご夫妻とご対面。

とても感じのよい方々でお会いした瞬間から何やら不思議な安心感が・・。

実は・・そのワケはあとで知ることになるのですが。
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今回は築40年の旧家を建替えて2世帯住宅にすること。敷地は広いけれど、4台の車の

配置がプランをはじめるキーポイントになりそうだ。庭にある植物もできればそのまま残したい。

窓を開けると気持ちのよい風がスーっと抜けていく。

この心地よさは体で覚えておこう。調べたことや感じたことをしっかりメモに残しておく。

さて、はじめてお会いしたのに感じたあの安心感はどこからきたのか・・。

ご主人、いいもの持ってます。なんと壁にはジェダイマスターが・・

棚にはスターウォーズのフィギュアがたくさん!コレを飾る場所も考えねば。

高台に建つ家の施主Kさんにはじめてお会いしたときのあの感じを思い出します(笑)

今回もおもしろくなりそうです!

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玄関でマスターヨーダがお出迎え(笑)

posted by Toki Tsuboi | 19:07 | 設計進行中 | comments(0) | - |
レポート書きました

5/20(金)に私が所属するSADI北欧建築・デザイン協会で今年度最初の講演会を行いました。

今回私は企画立案から司会、レポートまで担当させていただいて重責のある役目でしたが協会のみ

なさんのサポートもあって無事に終えることができました。

講演会を終了して振り返ってみればいろいろ反省することも多かったですが、

会員のみなさんにとても好評だったのでひと安心。

普段はなかなかお話を聞けないような方にも、講演会を企画することでお話を聞くことができたり、

活動を通して何かしら社会に貢献できることも企画に参加する醍醐味の1つ。

雑務の面では多少面倒なことも増えたりしますが、

自分の好きなことへの活動ですからほとんど苦にはなりません。

これからもライフワークとして、いろいろな企画を楽しもうと思います・・。

担当させていただいた講演会レポートはコチラ ↓

SADI通信「地域も心も活性できる!デンマークのコロニヘーヴ」



posted by Toki Tsuboi | 17:23 | アート・芸術のこと | comments(0) | - |