昨年2月に完成した「ひなたの家」の1年検査に行ってきました。
1年検査というのは、お引渡しの1年後に行うメンテナンスサービスのこと。
主な目的は点検ですが、1年ぶりに施主さんのご家族にお会いできるのも大きな楽しみです。
施工を担当していただいたハヤシ工務店の平野監督と一緒にみんなでお宅拝見です(笑)
検査は主に設備の点検や建具の調整などを行うことが多いですが、
内外に自然素材を多く使っている場合などは素材の経年変化や、
木の反り具合などもあわせてチェックして調整する必要があります。
(経年変化や変形などは自然素材の特性なので、変化の度合いを確認します。)
不具合があるところは工務店さんに調整をお願いしたり、今後に行うメンテナンスの時期や
方法などをご提案したりお住まいになった後のアフターフォローも大切な仕事です。
Oさんご夫妻からは「とても快適に暮らしています。」と嬉しいお言葉をいただきました。
maoちゃんとmeiちゃんに会うのも1年ぶりです。大きくなっても可愛らしさはそのままでした(笑)
家は既に設計者の手を離れ、Oさんご家族にピッタリの住処になっていました。
子供たちは1階の客間を今は自分たちの部屋のように使っているそうで、
オトナの考えた設計の理屈はあっさりと裏切られ・・(笑)でもその自由さがとても微笑ましい。
設計したことが本当にうまくいったかどうかがわかるのは、生活した方の生の声を聞いたとき。
想定した以上に空間がうまく機能していたり、「収納が適材適所で本当に便利」というご意見をいただいたり。
そのご家族らしい暮らしが実現できていることを確認するたびに、これでよかったと実感します。
この家がご家族と一緒に良い年をとっていってくれることを心から祈っています。
オーダーメイドで造った外部の木格子戸のすべり具合をチェックします。
少し反って動きの悪いところは調整して直していきます。
室内の珪藻土の割れなどもチェックします。
やっぱり無垢の床は気持ちいいんです。meiちゃんも大きくなりました。
Oさん、今後ともよろしくお願いします!