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DIARY-TSUBOIARCHITECTS OFFICE
床材選び
 世田谷区で進行中のIさんのリフォーム。

設計打ち合わせも佳境に入り、先日仕上げ材料の打ち合わせを行いました。

Iさんは身体にハンディキャップをお持ちで、奥様との2人暮らし。

今回のリフォームでは空間機能の改善と、仕上げ材を変更することが、

生活の安全性と快適性をつくる上で大きな意味を持ちます。

打ち合わせの焦点になったのは床のフローリングについて。

転んでも危険のないことはもちろん、手すりにつかまり、室内をゆっくりと歩く人にとって

床への意識はきっと大きいものとなるでしょう。

あたたかくぬくもりのある床、自然で肌触りのよい材料がふさわしい。

そこで今回ご提案したのは桐のフローリング。

箪笥などでよく使われるあの桐材です。

足さわりがよく、あたたかな床材。

私が知る限り、素足で歩いてこれほど気持ちのよい材料は他にありません。

しかし桐はとてもやわらかく傷がつきやすい。

最近はキズがつきにくく、メンテナンスが楽な材料が好まれる傾向があります。

それゆえ桐のような材料はハウスメーカーや工務店からは敬遠されがちです。

しかしIさんにとって、床がやわらかいのは安全の証であり

キズがつくことを恐れるよりも、毎日の心地よさを得ることのほうがはるかに価値があるという

考え方もある気がします。もちろんすべての人に当てはまるとは限りません。

家づくりは一人ひとりの施主の立場に立って創造ことが大切であることを

今回の仕事を通して改めて確認しています。


posted by Toki Tsuboi | 20:31 | デザインの手法 | comments(0) | - |
柏市A邸が完成しました。
 あけましておめでとうございます。

今年最初のブログです。
千葉県柏市で進行していたA邸が完成しました。

施主のAさんご夫妻は、家づくりにとても熱心な方々で
私たちが山梨で手がけた「AMONA MODEL」を偶然ネットでご覧になり
当方にお問い合わせをいただきました。

自分の気に入ったテイストの家をいろいろと探したそうですが、
これほど気に入った家を見たのははじめて・・。という嬉しいお言葉をいただき
ご自宅の設計をまかせていただくことになりました。

今回は当事務所で初めてとなる長期優良住宅。
長期優良住宅とは長寿命の家をつくろうという国の政策ですが、

一定の基準を満たせば国の補助金が得られたり税金が優遇されるなど、
施主にとってのメリットも大きいので今後も長期優良住宅を希望される方も増えてくることでしょう。

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吹き抜けのあるリビング
床にはガス温水床暖房が入っています。フローリングはアッシュホワイト塗装。
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ダイニングの壁はスプルスの板張り。ホワイト塗装で柔らかい仕上がりとなりました。
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リビングにつながるコンサバトリー
手前のオーディオ家具は坪井設計のオリジナルデザイン。間接照明と一体化させています。
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階段はシンプルなストレート階段
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2階ホール。トップライトから柔らかな光が入ります。
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2階の子供室。床は無垢のパイン材。窓は断熱性の高い樹脂サッシです。
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キッチンの壁はタイル仕上げ。目地は汚れにくいスーパークリーン目地です。
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パウダールーム。既製品の洗面台と坪井オリジナルデザインの鏡収納との組み合わせ。
鏡の裏に間接照明を入れています。

posted by Toki Tsuboi | 20:16 | 完成住宅事例 | comments(0) | - |