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DIARY-TSUBOIARCHITECTS OFFICE
千葉市O邸
 千葉で進行中のOさんの家をご紹介します。

ご家族曰く、何かを研究している・・(笑)という研究職のご主人と素敵なイラストを描かれる奥様。そしてかわいい2人の娘さんが暮らす家を当方にて設計させていただくことになりました。ご依頼いただいた経緯は以前このブログにも書きましたが、設計の打合せを重ねて家のカタチが見えてきました。

リビングにつながるデッキスペースでゆっくりとお酒が飲みたい・・。というご主人たっての希望を実現するため、家の中心にリビングを設け、リビングからデッキスペース、庭へと自然な流れでつながるように計画しました。そしてこのリビングには小さな吹き抜けを設けて、2階に設けたギャラリーコーナーとも縦につながるようにしています。

ギャラリーコーナーはサブリビングとも言える場所で、子どもさんは個室に篭ることなくリビングが見える場所で勉強や趣味の作業をすることができます。家族の気配、室内の空気を緩やかにつなげていくことで、コンパクトながらも面積以上に広く感じられるようにしました。空間に淀みをつくらず空気の流れが自然と家の隅々まで行き届くような・・そんなイメージをもって全体をデザインしています。リビングには調湿性能に優れた天然スタイル土壁を採用することで、家全体の空気環境を一定に保てるようにしています。

サプライズとしてデッキスペース脇にはキッチンから出入りできる奥様のアトリエを併設し、家事をしながらでもご自身の創作活動が充実できるような場所をご提案しました。ここは3畳ほどの空間ですが、春先には洗濯物を室内に干せる場所としても機能し、全員が花粉症のOさんご家族にとっては重宝する場所になりそうです。庭には娘さんのご希望だったブルーベリーの木などを植えて、道路からの視線を緩和するとともに、緑豊かで健康的なお庭をご提案しています。

普通の家であること。
実はそれがこの家の一番のいいところだと思っています。

普通であることの贅沢。新しいのにどこか懐かしいような感覚・・。誰の心にもあるようなそんな当たり前の空間を創りたいと思いました。いつも穏やかな時間が流れているような・・。そんな場所にできたらいい。担当工務店は千葉のハヤシ工務店さん。誠実で高い技術をもつ工務店さんです。この家は年内には完成する予定です。


Oさんの家1Oさんの家3Oさんの家2
32坪の木の家               家の中心にある吹き抜け          庭とつながる縁側空間

posted by Toki Tsuboi | 12:01 | デザインの手法 | comments(0) | - |
体験宿泊
 週末にamonaモデルハウスに宿泊してきました。

amonaはただのモデル展示場とは異なり、申し込みを行なえば1日体験宿泊ができるようになっています。家は見た目だけではなかなかわからないことも多いため、体験宿泊は新築を検討されているお客様にはなかなか好評のようです。モデルハウスがオープンしてから約半年、今回設計者である私たちも1日宿泊させてもらうことにしました。

自分で設計した住宅に泊まれるチャンスというのは、設計者といえどもそうあるものではありません。設計した空間が本当の意味で暮らしやすいものになっているかどうか・・。それを検証できるのはやはり自分で泊まってみるのが一番です。今日は私も施主の目線で、この家で一晩過ごしてみようと思います。

この家はファミリータイプなので夫婦2人の私たちには少し広い感じですが、夜は静かに時間がゆっくりと流れていて、室内の温度・湿度、空気の流れもほどよく、なかなか快適な環境です。

自分で設計したのだから知ってはいるものの、この家の特徴でもある回遊プランを二人でぐるぐる廻って、お〜便利〜♪とか言ってみたり、大きなお風呂に入って足が伸ばせる快適さを実感してみたりと・・♪床暖房のポカポカした床に座ると私たちはすでにホネ抜き状態・・まる床に寝転ぶ猫のように・・ああ・・もう起きられないです〜zzz・・ (こうなることは予測していたが・・。)

泊まってみて感じたこと・・手前味噌ですが、この家は家族が毎日を快適に過ごせる環境としてうまく機能しているようです。それはこのモデルを設計する上で私たちが目指したことでもありました。毎日暮らす場所が当たり前のように快適であること・・。施主の目線で客観的にそれを実感できたことは私たちにとって貴重な経験でした。

機会があればまた泊まろうかと企んでいます〜(笑)


宿泊1宿泊2宿泊3


posted by Toki Tsuboi | 20:16 | 仕事のこと | comments(2) | - |
癒される風景
 湖
フィンランド・イマトラの湖にて

時折この写真を眺めると、ちょっとだけフィンランドへ行った気分になります。

まずは大きく深呼吸をしましょう〜♪

アタマすっきりしましたか?ガムのCMみたいです・・(笑)


posted by Toki Tsuboi | 12:33 | 旅行 | comments(0) | - |
私の未来

だれでも一度は自分の未来を想像したことがあるだろう。
私も子ども頃にはよくそんな空想をしたものだ。

私の場合、背は伸びているのかな〜とか、(小さかったので)将来どんな仕事しているのかな〜などいろいろですが・・。あのころ21世紀は遠かった。実際に迎えてみればなんてことはないけれど、30年前に想像した未来はその遠い距離感ゆえに今よりもずっと空想を楽しいものにしてくれたような気がする。

未来のことはだれにもわからない。わからないから私たちは想像力を豊かにできる。
その想像力が新しい時代を創り、次の「未来」を築いてゆく。
だから「未来」はわからないほうが楽しいと思う反面、部分的になら知りたいような気もする。
そう考えていた矢先のこと・・。

ケイタイのカレンダーを何気なく眺めていたら、いったいどこまで続いているのか知りたくなった。
どんどん突き進むと行き着いた先はなんと2050年。
いつも何気なく持ち歩いていたこのケイタイはこの先40年の時間がビッシリと入っていた。
そこで1つわかった私の未来・・。


40年後の私の誕生日は「火曜日」だということ・・。
部分的すぎて・・かなりビミョーです。

posted by Toki Tsuboi | 10:20 | 日々のこと | comments(0) | - |
さくらんぼ
 山梨で名産のくだものといえば・・桃!葡萄!とよく聞きますが、さくらんぼも豊作です。先日の北杜市での打合せの帰り道、リベロホームの社長の奥様のご実家へ??突然おじゃまさせていただきました。

奥様のご実家はくだもの農家で、今日は奥様のおともだちや子どもさんたちと一緒にさんらんぼ狩りをされるとのこと。私たちは仕事を終えたあと、社長のお誘いでそのさんらんぼ狩りにご招待していただいたのでした。

私たちもさくらんぼは大好きですが、近所のスーパーでは旬の時期でもかなり高いので、たまにしか食べることができません。ましてや木に実っているさくらんぼを直接採って食べるなんて、なんて贅沢なことでしょうか。丁寧に育てられたさくらんぼを感謝しながら採らせていただきました。

人生37年・・・こんなのハジメテの経験です〜 採ったさくらんぼをその場でパクリ。最高に甘くておいしいです・・

工務店の社長と現場監督、設計者夫婦が1本の木によじ登ってさくらんぼを食べているこの状況・・。なんだかとてもオカシイけど、ほのぼのとしたいい時間を過ごさせていただきました。


さくらんぼ1      さくらんぼ2
きれいな色をしたさくらんぼです〜♪        おおっ これは大粒ですね〜

posted by Toki Tsuboi | 09:48 | 仕事のこと | comments(0) | - |
現場訪問
 現在進行しているいくつかの現場を訪問するため、先日山梨まで出張しました。・・早朝一番の高速バスに乗って河口湖へ向かいます。

バスに乗って2時間で河口湖に到着。そのままAMONAシリーズで進行中のT邸の現場へ。
外の足場が取れ、現在は内装工事の真っ最中。この家はモデルハウスのカスタマイズとして、建築コストを下げるためにさまざまな変更を加えています。

材料などはモデルハウスよりも安く使いやすいものに変更していますが、AMONAの基本コンセプトが変わらないように材料の選定は慎重に行ないました。現場監督さんは合理的に工事をすすめることで工期の短縮に成功し、コストパフォーマンスを上げています。現場も佳境に入り、もう少しで完成です。7月には現地でオープンハウスを開催する予定です。

AMONA2        AMONA1


その足で車に乗り込み、山梨県北杜市ですすんでいるH邸の敷地へ。
現地で施主のHご夫妻と待ち合わせ。今日は朝から天気が悪くて心配でしたが、現場についたらその心配もどこへやら・・。快晴のお天気となりました。

ここ山梨県北杜市は年間を通じて日照時間が日本一です。その特徴を生かしてこの家では私たちの設計の基本であるパッシブソーラーの考え方と太陽光発電によるアクティブなソーラーシステムとの組み合わせによるハイブリッドな住宅を試みています。南アルプスを臨める眺望を生かして大きな窓が長い日照を取り入れ、また風景に開くようにしつらえてあります。ゆったりとした生活にふさわしい大きな屋根をもつ平屋の家。私も設計しながら・・とても憧れます〜。

現地で地縄を張って、建物の位置と大きさを全員で確認しました。それぞれの部屋から見える景色はこんな感じ・・。Hさんが用意してくださったテーブルを広げ、青空の下でキャンプのようなミーティングです。

翌日・・ワタシたちの顔は真っ赤に日焼け・・。この季節で早くも現場焼けです。
関係者様各位、決して遊んできたワケではありませんよ〜(汗)シゴトですシゴト・・。

模型       H邸
H邸の外観 外壁はガルバリウム鋼板      青空の下での打合せは気持ちいいです♪
posted by Toki Tsuboi | 17:50 | 現場のこと | comments(0) | - |
天然スタイル土壁
 山梨で進行している天然スタイルの家amonaでは、内部の仕上げ材もいろいろこだわっています。中でも室内の壁仕上げ材には調湿性能の高い材料を使用することで室内空気環境の安定化を図っています。

天然スタイルシリーズでは壁の仕上げ材として「天然スタイル土壁」というものを同時に開発し、標準仕様にしています。これは日本エムテクス株式会社さんが開発した塗り壁材です。

高い調湿性能があり、化学物質の吸着分解、消臭作用もあるので、寒い冬に窓が開けられない河口湖周辺の地域などでは室内の空気環境を安定させるために特にこういう材料の選定が必要です。主原料として焼成されていない生の珪藻土を使用し、天然珪藻土では珍しく漆喰のような白さが実現できます。施工性もとてもよく左官のプロから素人のお施主さんまで比較的簡単に塗ることができます。

白い土壁ではありますが、万が一子どもさんが壁をよごしてしまっても、ぬれた布で軽くたたけば大抵の汚れは消えてしまいます。ひどい汚れの場合は上から塗れる材料なのでメンテナンスも非常にラクです。塗ったあともほとんど痕がわかりません。

室内の空気環境をデザインする上で仕上げ材を選ぶことには重要な意味があります。見せかけの柄やコストだけで選ぶのではなく、長い時間を過ごす家に使う素材には是非ホンモノの材料を使いたいものです。コストもリーズナブルですので私の事務所でも推奨しています。

そんなことを言っていたら、天然スタイル土壁のカタログに当事務所が設計したamonaモデルが掲載されました♪カタログはこれから全国へ配布されます。天然スタイルの家づくりがこれからも様々な方法で広がっていくことを期待しています。

カタログ請求をご希望の方はコチラまでご連絡ください。
→日本エムテクス株式会社(担当:三浦社長)
カタログ1カタログ3
ファンデーションのようなサンプル       カタログデザインもgoodです。

posted by Toki Tsuboi | 12:33 | デザインの手法 | comments(1) | - |