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DIARY-TSUBOIARCHITECTS OFFICE
甲府S邸の現場へ
甲府にてS邸の現場が進行中です。この家はAMONAシリーズにてご依頼いただいた住宅で、モデルハウスの考え方を取り入れながら甲府の厳しい夏の暑さと冬の寒さを考慮して仕様をカスタマイズしています。昨年12月に着工し、現在内装工事の一部が始まりました。

AMONAシリーズは山梨の気候・風土の特性から建物を高気密・高断熱化し、主暖房として蓄熱式床暖房を採用しています。この蓄熱式床暖房は土間床の下に暑さ30センチくらいの砂利を敷き詰めて、そこに電熱線を渡して土間床の下地をつくり、床にタイルなどを張ることで暖房を効率よく運転します。床に触れると遠赤外線効果で足の芯からポカポカして最近流行りの岩盤浴みたいな感じになります。一度体験するとそのあたたかさはなかなかのものです。
蓄熱土間
蓄熱土間の内部は砂利。石焼イモみたいです。


外観は夏の日差しをカットするために大きな庇を出し、外観の特徴となると同時に建物に彫りの深さを与えています。富士山の見える山梨の風景に馴染むようにシンプルかつ素直なデザインを心がけました。風景に対して自然なカタチを整えること。この家は4月末ごろに完成しますので、またご報告したいと思います。
外観2外観1
内部1内部2




posted by Toki Tsuboi | 20:25 | 現場のこと | comments(0) | - |
Tさんの家具のその後
先日、パートナーの一代さんの友人Tさんご夫婦のお宅へご招待いただきました。

昨年Tさんご夫婦が新居のマンションを購入され、マンションのリビングに設置する収納をデザインしてほしいというご依頼をいただきました。Tさんのイメージを伺っていくうちに、テレビを見たり、リビングに不足がちな収納を補うために「見せる収納」をデザインすることがテーマとなりました。使い勝手や収納力という機能性を持たせながら、マンションのインテリアに自然に調和するような圧迫感のないデザインを心がけました。

詳細はコチラから

1年前に設置したときの家具には当然ながら何も入っていませんでしたが、改めてテレビ台として、リビングの環境装置としての機能がうまくいっていることを確認することができました。

ご夫婦のお好きな小物がきれいに飾られていたり、CDやDVDなども寸法どおりにしっかりとおさまっていて、リビングの雑多になりやすいものをうまく収納できていました。

一応1年の点検という意味もあったのですが、奥様のとってもおいしい手料理とご主人お墨付きの芋焼酎をごちそうになり、その心地よさにすっかり根を生やしてしまった私たち。(笑)Tさんご夫妻ごちそうさまでした!!そして大変大切に使っていただいていることがよくわかり、私たちもとても嬉しく思っています。

いい家具をありがとう・・そういう感謝のお言葉をいただくと、本当にこの仕事をやっててよかったと思います。ラッキー


家具1家具2



posted by Toki Tsuboi | 12:56 | 完成住宅事例 | comments(0) | - |
納得
気がついたら、久々の更新です。

今は正直、仕事はそんなに忙しくはないのですが、新しいプランのスケッチをはじめると、つい時間を忘れてしまう癖がある。気がつくと、え〜もうこんな時間?なんていうときもしばしば・・。設計事務所をやっているのだから、新しい施主のプランを考えることはもちろん仕事でもあるし、また楽しみでもある。

スケッチをしているときだけは時間を忘れるくらいに楽しい。そして苦しい・・。
楽しさというのは時に同じくらいに苦しさを伴う。今日も気がつけば部屋の中を犬みたいにぐるぐると廻っている。当然設計するものについては手を抜くことができない。仕事の上では息抜きも必要だし、すばやく仕事を進めていく上ではある程度の合理化も必要だ。

ただ、設計することにおいては、合理化する思考をもちつつも、やはり1つ1つ可能性を当たってみることが自分の場合は一番の近道のようだ。いろいろ試してはみたものの、ローマは1日にしてならず・・そうすることでしかなかなか納得のいくものには辿りつけない。

もちろん施主の家なのだから、自分だけが納得してもしょうがないのだけれど、自分に依頼してくれた施主の期待に応えるためには、まず自分が納得いくものをつくることが筋だと思う。(もちろんそうでない場合もあるけれど・・)

誤解を恐れずに言うなら、私は完成する住宅のイメージというものをはじめから持ってはいない。そのときの設計条件や、周辺の環境、土地の状況、コストの制約の中からその時に考えられるベストなものがおのずと答えになる。そこに辿りつくには、運よくすぐに辿りつけるときもあれば、何周も同じところを旋回しながらようやく辿りつくときもある。それはやってみなければわからない。

ただ、自分だけが納得したところでいい住宅を設計したことにはならない。一番大切なことは施主と同じ目線で家づくりを一緒に考えていくことだ。施主自らが家づくりに参加できることに住宅設計の本当のおもしろさがある。

住宅とは施主がこれから生活をしていく新しい「環境」をつくることである。設計した住宅が生活のあり方を決めるわけではない。施主のライフスタイルそのものが、ふさわしい住宅のありかたを示してくれるようなことかもしれない。そこに辿りついたときに自分でも自然と納得がいくものができるような気がしている。




posted by Toki Tsuboi | 20:42 | 仕事のこと | comments(0) | - |
オープンハウスへ
先日、建築家のワイズ・デザイン池田さんのオープンハウスに行ってきました。
池田さんは私が以前勤めていた設計事務所で知り合いになった方で、夏になるとよくお祭り行事(笑)などで顔を合わせます。先日、池田さんからオープンハウスのご案内をいただたいたので、行ってみることにしました。

知らない方のためにご説明すると、オープンハウスというのは住宅の完成披露会のようなものです。建築家は雑誌に出たり、オープンハウスをすることで、自分のつくる家を世の中に知ってもらいます。そこで新たなお客様出会うこともあります。また、設計をしている人間にとっても他の建築家のオープンハウスというのは、機会があれば是非見てみたいものです。自分とはまた違ったアプローチを知ることは自分にとっても勉強になり、何より楽しい体験です。

外観
外観は黒いガルバリウムと板張りでシックな雰囲気にまとめられています。
中庭
中庭はレッドシダーの板張りで、明るく開放的な雰囲気です。
内部
内部は壁も床もパイン材。木をふんだんに使ったあたたかい空間でした。


posted by Toki Tsuboi | 20:11 | 建築のこと | comments(0) | - |