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DIARY-TSUBOIARCHITECTS OFFICE
エコロジー
昨年の2008年は環境元年と言われた年だった。この先もエコロジーにまつわる議論は加速し、様々な分野において環境と経済の両立を目指すことが当たり前になってゆくだろう。

家電、車、建築設備などの分野においてエコ商品といわれる製品の進歩は目ざましい。この時代の要請に対して真面目に取り組んでいる企業もあれば、ただ便乗しているだけのところもある。

しかし、ある意味経済活動そのものが環境対策とジョイントしていくことについては現代において必要なことであるし、仮に便乗であったとしても今進むべき方向に歯止めをかけるような議論にはなってほしくない。

大切なことは環境問題に取り組もうとする人の意志だ。
多くの人々が問題意識を持ち続けること。
そこに「エコロジー」を唱える本来の意味があるように思う。

家電業界などはほとんどの企業がエコ家電の開発に取り組んでいる。その多くはエネルギー効率の改善や、代替資源の利用といった新しい設備の開発を目的としている。

製品開発はあくまで利便性とエネルギー効率を追うことが第一で、それは高度経済成長時代の開発精神とそれほど変わってはいない。もしかしたらそこは現代社会のジレンマかもしれない。これからは使う人間の意識に呼びかけるような新しい開発精神が問われてくるような気がしている。

機械の性能や技術開発が進歩することは確かに良い結果をもたらすと思う。しかし家電の省エネ性能が進歩すればするほど、貴重な資源をつかっているという人の意識はどうしても薄れていってしまう。

テクノロジーは人の役に立ってこそ本当のテクノロジーと言える。そして環境問題にとって解決するべき問題は機械が発生するCO2の量をただ削減することだけではない。地球の限られた資源を使って生活しているという人の共通意識の持続の問題なのだから。


posted by Toki Tsuboi | 21:20 | 日々のこと | comments(0) | - |
ご縁でのご紹介
今月末まで渋谷のユーロスペースにて、「ご縁玉」という映画が上映されている。
先日、以前勤めていた事務所の先輩Tさんから連絡があり、ヒマなら映画を見に来いという。勤めていた当時、右も左もよくわからない私に社会教育を施してくれたよき先輩で、そのせつはいろいろとお世話になった(笑)ほかならぬ先輩の誘いだし、二つ返事で行くことにした。

先輩Tさんは私と同じ建築の仕事をしている。最近仕事でよくパリに行っていたそうで、ご縁があってこの映画を撮った江口監督とパリで知り合いになったそうだ。その監督がこの日映画館に来て、舞台挨拶をするというので、人もたくさんいたほうがよいからお前も来いというワケである。

そういう誘いも何かの縁。親しい人からお誘いがあったときには時間の許す限り、極力出向こうと思っている。自分では行かなかったであろう場所に人の縁で行くこともなかなか楽しいことだ。映画のタイトルも「ご縁玉」というらしい。正直こういう映画が今やっていることも知らなかったし、知っていたとしても自分で行ったかどうかはわからない。そう考えると余計に行ってみたくなった。

映画は自らのガンと戦う日本人女性(山ちゃん)と、ベトナム人の孤児でフランスで育ったのチェロ演奏者(エリック)との心の交流を描いたドキュメント映画。エリックと山ちゃんは最初知人の紹介でパリで知り合う。エリックは山ちゃんが日本に戻ったあとに病気が再発したという事実を知り、大分にある彼女の家を訪ね、彼女のためにチェロを演奏するところから始まる。

そして病気である彼女と共に大分の病院や老人ホーム、親のいない子供たちの施設を一緒のまわりチェロを演奏していく。チェロというのは人に近い楽器という話があるらしい。奏でる音も人の声とよく似ているのだそうだ。人の心と魂がつながっていく「いのちの授業」。江口監督は淡々とその様子をカメラに収めている。

「ご縁玉」は渋谷のユーロスペースにて1月末まで上映中です。
上映は朝10:30〜の1回のみです。
公式サイトはコチラ
ご縁玉

ご興味があるかたは行ってみてはいかがでしょう。
こうして告知している私ですが、これもまあ何かのご縁ということで。

posted by Toki Tsuboi | 20:13 | アート・芸術のこと | comments(0) | - |
講演会のお知らせ
北欧建築・デザイン協会25周年記念講演会のお知らせ

私たちはいま北欧建築デザイン協会(SADI)の会員として活動しています。
この団体について簡単に説明させていただきますと、北欧建築・デザイン協会(略称=SADI)は北欧諸国の建築とデザインを紹介し、日本と北欧の相互理解を目的に研究を行うため、1983年に発足しました。

活動内容として、年6回、北欧の建築やデザインをテーマとした講演会や見学会などを開催したり、来日する北欧の建築家・デザイナー、学生達との交流を通して友好、相互理解を促進しております。
( SADI北欧建築デザイン協会ホームページより )

このたびSADIが創立25周年を迎えることとなり、建築家の内藤廣さんに記念講演をお願いすることになりました。私たちは講演会の企画・実行委員として各メディアへの広報などいろいろと準備を進めています。

SADIにご興味のある方は北欧建築デザイン協会のホームページをご覧ください。会員は随時募集しております。また会員でなくても講演会に参加ご希望の方は2/28(土)までに事務局までお申し込みをお願いします。人数が多い場合は抽選となりますのであらかじめご了承ください。

内藤廣さんは建築のみならずこれからの日本の社会や風景のありかたを本気で語れる数少ない建築家です。今回の講演では内藤氏がフィンランドの建築家アルヴァ・アアルトという人物に焦点を当てながら、今北欧を語ることがどういうことなのかという非常に興味深いテーマでお話いただきます。
3/14(土)東京大学弥生講堂にて行ないます。今から本当に楽しみです。

内藤廣講演会

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内藤廣 講演会 『アアルトが教えてくれたもの』
日時:2009年3月14日(土)14:00〜16:00
会場:東京大学弥生講堂・一条ホール
(東京都文京区弥生1-1-1 東京大学農学部内)
定員:300名 (申込み多数の場合は抽選)
参加費:一般1000円,学生500円,SADI会員は無料

・申込みはe-mail ,または往復はがきにて,
氏名,所属,連絡先,TEL・FAX番号,emailアドレスを明記の上 事務局まで.
申込締切: 2月28日(土) 必着

申し込み先:SADI25周年記念講演事務局 (リオタデザイン内 担当/関本)
(〒353-0004埼玉県志木市本町6-21-40 リオタデザイン内)
講演専用アドレス: lec@sadi.jp TEL: 048-471-0260


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posted by Toki Tsuboi | 08:17 | 建築のこと | comments(0) | - |
雪景色
冬の河口湖へ・・。


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リベロホーム株式会社 担当:井出 薫
山梨県南都留郡富士河口湖町船津2694-14
tel 0555-20-9292 fax 0555-20-9293
posted by Toki Tsuboi | 19:59 | 仕事のこと | comments(0) | - |
名前
先日名前を間違えられた・・。

私の場合、名前を間違えられるのは実は幼いころからよくあるハナシだった。
私の名前ツボイ・マサタカをはじめから読める人はまずいない。
だいたい(ツボイ・トウキ)だったり(ツボイ・アタキ?)と読まれることも多い。

最近子供に読めない名前をつける親も多いときく。
読めない名前がついている人間にとって、それは時々めんどうに思うこともある。

もし相手が私の名前の読み方を間違えてしまったら、自分としてもその間違いを指摘し、
その都度訂正しなければならない。
初対面でいきなり相手にダメ出しするのはとても気が引けるものだ。

ただ訂正するのが面倒だからといって、訂正しないで間違ったままにしておくのも
相手に対して失礼のような気がするし、いろいろとややこしい。
もちろん大人になってからはその対処法が自然と身についたのは言うまでもない。

人が読めない名前を持っている人は、ややこしさがある分それも自分の特徴のひとつと思って、
前向きに考えていくしかない。

幼稚園のころは自分には2つ名前があると思い込んでいた。
最初は幼稚園のセンセイが私を「トウキ君」と呼んでいたことから始まる。
名前を呼ばれるも私は全く反応なし。

それは当たり前で、自分の名前がそのように間違えられているということなど、
知る由もなかったから、周囲から私は耳が遠い子供だと思われていたようだ。
幼稚園の先生の中で「マサタカ」と読むことを知っている人でも、
ド忘れしたのか相変わらず私は「トウキ君」と呼ばれていた。

そんなことから私は子供ながらに幼稚園、すなわち公的な場ではツボイ・トウキと名乗り、
家に帰るとツボイ・マサタカという2つの名前を使い分けなくてはならないと勝手に思い込んでいた。

成長する過程においてもその間違いは習慣のように続いていた。
だから自分の名前の間違えのパターンというのも36年間でだいたいは出尽くしたと思っていた。
トウキ、アタキ、アタタカ etc・・
しかし今回のは久々少々驚いた。
先日届いたハガキに書かれていた私の名前はこうだった。

土平井 トウキ様   (ドヒライ・トウキ)?

こうなるともう全くの別人・・。
私は誰?しかも下の名前なんてカタカナだし。
これで郵便が届くのが更にオカシイ。
さすがに意表を突かれて笑いが止まらない(笑)

また別の日に届いた郵便

七平井さま   (ナナヒライ)     ・・・。

人の名前は結構あてにならないものかもしれない。
私のことを知らないセールスのハガキなんてこんなもんです。
人から見れば私はド平井・ナナ平井・・。

最近の日本人は漢字が書けなくなったというハナシを聞いたことがある。
コレを見る限り、どうもそういう問題でもなさそうだ。
さすがに私も対応する術がない(笑)。
やはり名前は名前、自分は自分ということだろうか。


posted by Toki Tsuboi | 20:48 | 日々のこと | comments(0) | - |
知らない世界
仕事の合間に私はよく散歩に出かけている。事務所から15分くらいのところに世田谷区の図書館があり、散歩ついでによくそこを利用する。図書館に行くと雑誌の新刊から専門書にいたるまで豊富に本がそろっているので読みたくなってつい長居をしてしまう。仕事柄、建築関係の本もよく読む。特に建築雑誌などは新刊が発売したら一応は全てに目を通している。

図書館に来るようになる前までは、雑誌などは本屋さんで立ち読みして内容がよいものだけ買っていたのだが、最近はもっぱら図書館に全ての新刊が置いてあるのでそこに行けばほとんど用が足りる。気に入った本があれば帰ってからアマゾンで購入する。図書館だから立ち読みではなく座って読めるし、何より息抜きになる。この膨大な本に囲まれているといつも思うことがある。それは出版された本の数だけ世界があるということ。

たまたま他の雑誌コーナーを覗いてみると、色んな分野の雑誌が刊行されていることを知った。雑誌というのは週間、月刊、季刊とさまざまだが、その棚に並んでいる雑誌を見ると実にたくさんの世界がそこにはある。正直、こんな雑誌あったのか?という発見である。その道では意外と有名な雑誌もあるのだろう。へぇ〜コレはなかなかおもしろい♪

図書館で発見した雑誌をいくつかご紹介しておきます。ご興味のあるかたは図書館で見つけてみてください。きっと今まで知らなかったな世界が広がるかもしれません(笑)

雑誌1雑誌6

雑誌3雑誌2

雑誌5雑誌4

どれをとってもなかなかコアですね〜♪


posted by Toki Tsuboi | 20:20 | 日々のこと | comments(0) | - |
現場
横浜K邸の現場が進行中。今日は現場にて大工さんと打ち合わせです。
私たちの仕事は設計が終わったあとそのまま現場監理へと移行します。現場監理は設計の内容を具体化するための大切な仕事です。設計図のとおり出来ているか確認するのはもちろんのこと、図面にて指示しきれない部分や、こういうデザインにしたいという意図を現場監督や大工さんに伝えます。


現場2現場1


建築家のつくる住宅は建売住宅のように決まったパーツを組み立ててつくるモノではないので、職人の方々がひとつひとつ手でつくっていきます。私は現場にいる職人さんとのコミュニケーションを大切にしています。設計者である私が自分の考えていることを伝えるのはもちろん、それをつくる人の意見や考えを聞きたいと思っているからです。

職人の方々はその長年培ってきた経験で正しい技術を知っています。私が持っているアイデアや知識、そして現場でつくる人の技術を戦わせながらつくることが現場の醍醐味でもあります。そうして出来上がっていく住宅にはそこに関わった人たちのたくさんの想いが詰まっています。家はヒトの手によってつくられます。安い、早いだけでは決していい家はつくれません。大工さんに聞いてみるとそのことは昔も今も変わらないことのようです。


posted by Toki Tsuboi | 19:42 | 現場のこと | comments(0) | - |
謹賀新年2009
新年あけましておめでとうございます。祝


元旦よりたくさんの方から年賀状をいただきました。本当にありがとうございます。
年末年始は私や妻の実家に行き、家族みんなで過ごしたお正月でした。昨年より世の中は大変な混乱と先の見えない状況になっていますが、1年の始まりをこうやって家族で過ごしていると、これも貴重な時間に思えます。今年のお正月の天気は快晴でした!元日にはその透き通るような碧い空を見上げ、この空のような1年にしたいと感じました。


今年のテーマは「育む」

私たちの事務所は設立して今年で4年目を迎えます。昨年は私たちが考えてきた環境共生住宅を1つのモデルとして実現した年でした。そして今年はそのモデルを広く展開していく年になります。完成したモデルはさまざまな意味において「原石」です。その原石を磨き「社会性」を獲得するところまで育むことが今年の大きな目標です。
建築家として設計のご指名いただいた仕事はもちろんのこと、工務店やメーカーとの商品開発など、住宅を生産する新しい取り組みにも積極的にチャレンジをしていきたいと思っています。


今年も出会ったお客様と一緒に夢を育んでいきたいと思います。不確かな時代だからこそ「育む」ことが今まで以上に大きな意味を持ちます。お客様と共に1歩1歩確実に階段を上がること。それが今年のテーマであり、大きなチャレンジだと思っています。そして何よりお客様には家づくりを目一杯楽しんでいただきたい。厳しい時代であったとしても家づくりはそれ以上の楽しさがあります。家づくりとは施主の笑顔を育むこと。笑う門には福来る・・。今も昔も変わらない良い言葉です。


それでは皆様、今年もよろしくお願い申し上げます。


posted by Toki Tsuboi | 17:07 | 日々のこと | comments(0) | - |