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DIARY-TSUBOIARCHITECTS OFFICE
モデルハウス建設中
「天然スタイルの家・アモナ」モデルハウスが建設中です。河口湖近くのカラマツ林に囲まれ緑豊かな場所にこのモデルは建てられます。前回イベントで企画を発表したあと着工し、先日外壁の断熱材が張られました。

外壁面の窓サッシやガラスなどは河口湖の冬の寒さに対応した高い断熱性を持った製品を採用しています。このモデルでは室内における温熱環境を維持するために独特な空気循環システムをデザインしていて、それらのシステムが十分発揮されるように現場ではいろいろテストを重ねながら施工を行なっています。このシステムの詳細については完成後にまたお話したいと思います。お楽しみ♪

骨組みが出来上がると、序々に空間らしきものが見えてきました。年内のモデルオープンに向けて工事は順調に進んでいます。出来上がりを想像すると、仕上げ工事の打ち合わせにも自然と力が入ります。リベロホームの皆さん、いいモデルハウスができるようにこれからも力を合わせてがんばっていきましょう。

外観2
外壁に断熱材が張られた状態です。

内部1
2階はオープンな空間。トップライトから光が差し込みます。

内部2
1階のパブリックスペース


posted by Toki Tsuboi | 18:50 | 現場のこと | comments(0) | - |
オープンハウス
河口湖にて進行中の「天然スタイルの家」が完成し、20日・21日の2日間、お客様のご厚意によりオープンハウスを開催させていただきました。この家に住まわれるのはとても若いご夫婦です。設計の打ち合わせではご夫婦のご家族にも積極的にご意見をいただいて楽しい時間を過ごすことができました。ご主人のお父さまはその後の工事にも職人として参加され、まさに「全員参加型」の家づくりとなりました。Oさん、ご家族の皆様、完成おめでとうございます。

この家はリベロホームさんと展開中の「天然スタイルの家・アモナ」シリーズの完成第1号となります。現在「アモナ」のモデルハウスを近くに建設中なのですが、モデルハウスよりも先にこの家は完成しました。先行してプラン発表や、前回行なったイベントでの評判がよかったせいか、モデルハウス完成を待たずに、今いくつかの設計がスタートしています。これからも河口湖には頻繁に来ることになりそうです。

吹抜け1
吹き抜けに面したギャラリースペース

サンルーム
縁側のようなあたたかいサンルーム

吹抜け2
吹き抜けの下は土間リビング

2階
2階は間仕切りのない自由な空間

土間リビング
蓄熱土間のあたたかさをみんなで体感しました♪



posted by Toki Tsuboi | 12:34 | 完成住宅事例 | comments(0) | - |
ドライブ
この連休中に甲府で設計中のSさん宅へ伺うため、山梨まで出張に行ってきました。まずは工務店と合流するべく河口湖までドライブです♪

河口湖へ行くルートは新宿から直通のバスが出ている。時間どおりの行けば1時間40分で着いてしまうのでかなり便利だ。ただし・・バスの中はいつも富士急ハイランドへ行く観光客と一緒になるのでかなり客のテンションが高い。こちらは仕事モードなので乗客たちの熱気に満ちたそのテンションにいつも戸惑う。

高速バスのデメリットは渋滞のキケンがあることだ。夏休みやGWなどは恐ろしくて乗る気がしない。ただ普通の土日に関しては今まで渋滞することもなかったので、今回は気楽に構えていたのだが・・。

新宿を出発してからバスが動かない・・。実は河口湖に行く途中には相模湖があり、観光客で混雑する。3連休の中日ではあるが、ここまでの渋滞は正直予想していなかった。トロトロと走り続けて河口湖に1時間遅れで到着した。

河口湖にてリベロホームさんと合流。そこから車で約1時間甲府までドライブ。今日は河口湖近辺もとても人が多い。いつも行くルートを変更したほうが良さそうなので山のほうから甲府へ向かう。いつもと違う景色。これもなかなかいいものです。日曜日にひとときのドライブ気分・・♪

道すがらリベロの勝又さんがガイド役になって話してくれた。左に見えるのは樹海の入り口。ここで車がよく乗り捨てられています・・。マジですか・・。しばらくすると向かって右側が上九一色村です。少し前までニュースによく出ていました・・。う〜ん確かに名所ですね〜なるほど・・。なかなかあとのコメントが続かない(笑)

お昼すぎにSさん宅へ到着。お待たせしました。今日は模型をつくってきたのでそれを見ながら打ち合わせを行なう。プランと模型をとても気に入っていただいたご様子。愛犬リキちゃんも私たちに慣れてくれたようだ。Sさんの住宅、来年の完成が楽しみです。

帰りは甲府から再び新宿行きのバスに乗り込む。道路情報ではそんなに渋滞はないとのこと。帰りは大丈夫だろう・・。と思ったのだが、帰りも見事に渋滞にハマッた。予定時刻を2時間送れて新宿に到着。そろそろおしりが痛くて限界です。次はホントに電車で行こうかな。


posted by Toki Tsuboi | 18:37 | 仕事のこと | comments(0) | - |
迷言
まだ記憶に新しい辞職会見を行なった福田首相の一言。

「私はあなたとは違うんです・・。」

去り際に発したこの迷言?が今世間で物議をかもしている。というよりブレイクしている。そう、彼はやってしまったのだ。

この発言がインターネットの2チャンネルなどで話題になり、たった数日の間にコトバが独り歩きを始めた。何やら「あなたとは違うんです」Tシャツなるものまで発売され、これがまた飛ぶように売れているらしい。その他「あなたとは違うんです」マグカップなどもあり、とんだ福田フィーバーが始まっている。

あーなんてコトでしょう。福田さんが今までやってきた多くの業績よりも、このままでは「あなたとは違うんです」というお騒がせ発言をしたチョー本人として歴史に名が残ってしまう。過去には「バカヤロー」発言をして退陣になった首相もいたけれど、これもいまだに取りだたされるほどしっかりと国民の記憶に残っている。

これが2チャンネルで話題になったのが不幸の始まり・・。もしこの先流行語大賞の候補なんてことになれば、それこそ目を覆うくらいしか手立てはない。つい言ってしまったその一言。やはり・・やってしまったとしか言いようがない。

無意識に放った言葉とはいえ、福田さんにはこの事実を真摯に受けとめていただくしかないようだ。そう、国民は思っている・・。あなたと私は人として何も違わない。違うことがあるとすればそれは立場の違いなのだ。国民は自分たちと違う人間が首相になることを決して望んではいない。首相とは国民の代表であること。それは子供でも知っていることなのだ。

もし寅さんなら・・「おじちゃん・・それをいっちゃあおしめーよ。」と哀愁漂う言葉でなだめてくれるだろうか。このTシャツも・・ 何処か同じような哀愁が漂う一品である。

あなたとはTシャツ

posted by Toki Tsuboi | 12:40 | 日々のこと | comments(0) | - |
変化
福田さんが総理大臣を辞任するという。今の日本は1年の間に首相が2人も変わる世の中。政治のハナシだけではない。ここ1・2年の間で世の中がどんどん変わっていくのを感じている。今、あらゆる分野でめまぐるしく変化が起きている。

建築では姉歯建築士の耐震強度偽装事件以降、この1・2年で建築基準法の内容も大きく変わった。そして建築士の制度そのものも変わりつつある。福田首相が提言したストック型の住まい200年住宅構想が発表され、スタートを切ったばかりだったが、今回の辞任でまた何かが変わるのだろうか。

先日、ニュースで○産自動車で低燃費で、排ガスのほとんど出ないディーゼル車の開発に成功したという。黒い煤を噴出すこれまでのディーゼル車と違い、定められた厳しい環境基準をクリアし、悪評高いディーゼルのイメージを180度変えるのだそうだ。

自動車業界では、環境基準として、厳しい排気ガスの制限が課せられている。業界内ではこの基準は厳しすぎるいう声が上がっていて、すぐに達成するのは困難と思われてきた。しかしここ1、2年で日本の技術はその不可能を可能にした。厳しい基準であったことで開発のスピードが急激に伸びた結果かもしれないと評論家たちは口にしている。

数年前まで日本の産業は拡大路線を敷き、ヒット商品を生み出すことに熱意を注いできた。しかし今、目的は同じであっても、日本の技術は「環境」にその矢印が向いている。「産業」と「環境」の調和に価値を求める時代となったのだ。環境問題に取り組むことがそのままヒット商品をつくり出すという構図が生まれつつある。

数年前はやりたくても世間のニーズとの間にかなりズレがあった。時代の変わり目にはいつも大きな問題が立ちはだかる。その大きな問題をどうにかしてクリアしようとするとき、新しい価値観、新しい技術、そして新しい時代の基礎が築かれる。私たちは今、その変化の渦中にある。


posted by Toki Tsuboi | 12:28 | 日々のこと | comments(0) | - |
鳥の巣
現在渋谷で上映中の「鳥の巣」北京のヘルツォーグ&ド・ムーロンと題した映画を観てきました。あの北京オリンピックスタジアムが完成するまでを追ったドキュメントフィルムです。北京のメインスタジアムは今や世界中の人が知るところとなりました。この不思議なかたちをしたスタジアムの名前を皆さんご存知でしょうか。国家スタジアム別名「鳥の巣」といいます。

このスタジアムの設計を担当したのはスイスのヘルツォーグ&ド・ムーロンという建築家チームです。ご存知の方も多いかもしれませんが、日本では表参道のプラダの店舗ビルをデザインし、現在世界中のメディアから注目を浴びています。このスタジアムは国際コンペとして世界から公募され、彼らが選ばれたことも大きな話題となりました。

数年前、スイスで彼らの設計した建築をいくつか見て周ったことがあります。このスタジアムと同様、彼らのデザインする建築にはどれも驚かされました。そして今回の「鳥の巣」もまた、彼らにとって大きな挑戦だったに違いありません。このスタジアムに使用した鉄骨の量は何と4万トン。様々な思惑から少しでもお金を使いたくないと訴える中国側と、自分たちの建築を実現したいヘルツォーグ側との考え方の違いから壮大な駆け引きがありました。

着工してからの30%の予算縮小、度重なる設計変更を中国側に強いられ、常識では考えられないような短い後期の中で、関係者の思惑が交錯しながら「建築」は建ち上がっていきます。中国の建築史上誰も体験したことのないこのプロジェクトはフィルムを通して、中国という国の「今」を生々しく写しだしているように見えます。困難を抱えながら造られていくこのスタジアムのように・・。

中国では「鳥の巣」は幸福をもたらす縁起のよいイメージがあるようです。オリンピックが終わったあと、このスタジアムが市民のための場所となり、幸福をもたらす巣となっていくことをヘルツォーグたちは願ったに違いありません。この映画は渋谷のユーロスペースにて9/19まで公開されています。朝と夜しかやってないのでお時間には注意が必要です。建築関係の方でなくてもご覧になればおもしろいと思います。


鳥の巣
北京国家スタジアム「鳥の巣」

posted by Toki Tsuboi | 09:21 | 建築のこと | comments(0) | - |