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DIARY-TSUBOIARCHITECTS OFFICE
パスタとそば
パスタをつくるのが好きだ。事務所のまかないでもパスタをよくつくったりする。もちろんつくるのは料理のほうで「麺自体」ではない。(笑)市販されているパスタはとてもたくさん種類がある。その中で自分の好みにあった味、食感、太さなど、探してまわるのがこれまた楽しい♪

やはりパスタはイタリアのものに限ると思う。(あたり前か・・)あるイタリア料理直営のパン屋さんで販売しているパスタがとても気に入っている。1キロで500円と値段もリーズナブル。それでいて味、食感などは言うことナシ。毎回ハコで注文するほどお気に入りの品である。

麺が好きな人でもパスタ派とそば派で分かれるという話を聞いたことがある。パスタはその麺の特性や素材との相性を直感的にあわせることでその味を引き出す。そばはどうかと言えば、ハマるとそば粉から麺を「打つ」ことにこだわりを見出したくなる。建築家仲間でもこのそば派はけっこういる。モノをつくる仕事柄、やり出すとハマってしまう人も多いらしい。

そば粉からつくる方の話では、全部自分でらやらないと気がすまないのだそうだ。それを自分で食べて、焼酎、日本酒と一緒に楽しむ。自らのシゴトの質に美学を見出す。ある意味職人気質というべきか。

一方パスタは麺と素材の相性、すなわちコーディネートの部分で味が決まる。全体の味付けは塩などでシンプルにまとめる。タイミングや素材、ソースとの相性が味の決め手となる。こういうものはとても好きだ。相性のいいワインをつけて、気軽にみんなで食べられる。

何より料理は気軽に食べられるのが一番だと思う。おいしい料理は人を幸せにする。それぞれの素材自体はそれぞれのプロに任せればいい。自分にこだわりがあるとすれば「素材を選ぶ目」をもつということかもしれない。自己満足度より、相手の「おいしい」の笑顔がやっぱり嬉しい♪



posted by Toki Tsuboi | 12:48 | 日々のこと | comments(0) | - |
センセイ
現場に行くと、「先生」と呼ばれることが多い。建築設計事務所に勤務していたころ、その事務所のボスを私は先生だと思っていた。自分で設計事務所をはじめてみると、私も他の方から「先生」と呼ばれる立場となった。それは社会的立場というものだから当然のことかもしれない。お医者や弁護士さんも皆そういう立場で仕事をしている。

勤めていたころ、現場で「先生」と呼ばれることに抵抗感があった。自分はそんなえらい人間ではないし、「先生ヅラ」するつもりもさらさらなかったので、現場の方々とも遠くない立場でいろんな話ができたらいいと思っていた。でも今は「先生」と呼ばれることに対しては抵抗しないことにしている。

お客さまから「先生」と呼ばれるときはさすがにそれは恐縮する。私は対等な立場でお話をしていくことが何よりも大切なことだと思っているので、お客様には「先生」の封印をお願いしている。しかし一度現場に出れば私は「先生」として発言することが必要だと思っている。

職人さんは現場で「職人」という立場でかかわっている。現場では私より職人さんのほうがいろんなことを知っている。時にそれを教えてもらうことだって少なくない。しかし現場では私は「先生」でなくてはならない。それはこの家に住むお客様に私は設計・監理者として雇われているのだからそれを全うすることが私の仕事だ。そこに上下関係があるわけではない。設計したものに対しての私の責任の取り方の問題だ。

職人さんも現場では制服を着る。それは制服を着ることによって自らの立場を明らかにしている。それであるなら私は「先生」と呼ばれることに対して拒否することはできない。それを拒否できるほど仕事の世界は甘くはない。しっかり「先生」として仕事をすることが、建築家としての責任だと思っている。



posted by Toki Tsuboi | 15:01 | 仕事のこと | comments(0) | - |
富士に見る夢
現在、住宅の商品開発の仕事に関わっている。先日その打ち合わせのため河口湖近くまで行って来ました。新宿から中央道を高速バスで移動。2時間たらずで目的地に到着する。このあたりは温泉もあってちょっとした遠足気分である。でも仕事となればそこは自嘲しないといけません。(泣)

河口湖に近づくとバスの窓から雄大な富士山の姿が見える。そのおおらかさ、それでいてどこか凛としたそのプロポーションは見る人の心をひきつける。昔から富士山は日本人の心だ。

しばらく富士山に見とれていると、何やら異様な光景が目の前に飛び込んできた。富士急ハイランドの絶叫マシンの数々。これまた日本一を掲げる巨大コースターだ。その鉄で出来た構築物は何か巨大な生き物のようにも見える。まるで感情があるかのようにうねった竜骨は富士のプロポーションとあらゆる意味で対称的だった。

高所恐怖症である私は、そのとんでもない高さから落ちていく人の気持ちがどうしても理解できない。バスの窓から髪の毛が逆立つ人の様子を見て、お気の毒〜!と手を合わせてしまいそうになる。

富士山の裾野に広がる町並みはやさしく、なごやかな雰囲気がある。こういう街にどんな住宅がふさわしいのか、正確なニーズをつかむことがまず何よりも大切です。気候と風土に根ざした本当にいい住宅を提案できればこの街の人に必ず受け入れてもらえると信じたい。こういうときは信念をもつことが何よりも重要なポイントなのです。♪

関係者の皆様、今後ともよろしくお願いします。

富士山
おお〜!富士山だ〜♪


posted by Toki Tsuboi | 15:29 | 仕事のこと | comments(0) | - |
¥マーク
今日確定申告に行って来ました。申告期限は今日が最終日ということで小さな税務署の中は、まるで戦場と化している。いつものことではありますが、出来ればこの日だけは避けたいと思う・・。確定申告?まだやってないの?そんな涼しい顔をしてみたい。何だカンダで今年もとうとう最終日となってしまいました。

確定申告の準備作業中は当然のことながらアタマの中は¥マークでいっぱい。項目整理をしていると、この作業を楽しめるようないい方法はないか・・といらぬ考えを巡らせてしまう。そんなヒマあったらひとつでもデータを打ち込むことがこの作業から開放される最大の近道なのにもかかわらず・・。

やはりこれを楽しもうなどと考えてはいけない。非情にもカネ勘定の世界というのはどこまでいってもカネ勘定なのだろう。そう考えるとこの作業は気が滅入る。この作業を楽しめる人がいるとすれば、よほど儲かっている人か、よほど¥マークが好きな人だと思う。

¥マークにもいろいろ種類があったらこの作業も楽しいかもしれない。かわいらしいロゴでできた¥マークや少しセクシーな感じの¥マークとか。(ってどんな?)作業が進むにつれてお金は増えないけど¥マークだけどんどん大きくなって成長するとか・・。¥もデザインすれば別な意味で新しい価値を取得できるのかもしれない。こういう妄想をはじめるとちょっと気が紛れたりする。

午後になって少し人が減ってきたところを見計らい、確定申告を無事提出することができました。帰りに寄った店で早速備品を買った。「領収書ください」これを帰ってすぐに帳簿につければ、来年はきっと涼しい顔ができるのだろう・・。



posted by Toki Tsuboi | 20:15 | 日々のこと | comments(0) | - |
スタンダード
子供のころから「スタンダード」という言葉が好きだ。
それは横文字のイントネーションがいいということではなくて、なんとなくスタンダードというコトバに魅かれる。言わば習性のようなことかもしれない。

先日もこういうことがあった。私たちは家一軒設計するときに、ドアや家具に使う丁番や引き出しのレール金物にいたるまで、検討して選別する。その家具にあった使いやすさを実現するためにどんな金物を使ったらいいのか・・可能であればメーカーに行って現物を確認することにしている。

一般の方にはなじみがないですが、家具金物の専門のメーカーがあって、そこに行くと、製品の現物を確認できる。担当についてくれた方はその道のプロという感じのエンジニア。いろいろな金物の説明をしていただいた。営業順序からすれば最新型のモデルをまず勧める。これはどの業界も営業の鉄則。話を聞いてそれはそれでいいものだと思った。

いろいろ話を聞いていくうちに、これがわが社のスタンダードです。というものが出てくる。そういうのはいたって話の後半に出てくることが多い。総合的に判断すると、その会社を支えた信頼のある製品。クレームももっとも少なく、使い方にしても無駄がなく洗練されている。改良に改良を重ねて完成したシンプルな一品。コレですよコレ!こういうものに私はヨワイ。そして出会えたことがとてもうれしい。

住宅にはある意味でスタンダードさが必要だと思っている。永く愛されること。飽きがこないこと。使い続けることにストレスを感じないこと。それが居住環境の基本支える。今流行ってるからいいとは限らない。私たちの仕事は時代を読むことも大切だから今求められていることにも当然興味がある。それはそれとして昔から変わらないことも確実に存在する。そういう貴重な価値も今後の未来を支える大切なものだと思っている。私の設計する住宅もこのようなシンプルな一品でありたいと思う。


posted by Toki Tsuboi | 12:10 | デザインの手法 | comments(0) | - |
設計事務所の休日
私たちの仕事は他と比べて仕事と休みの境が見えにくいように思う。週のうち、平日は図面を描いたり工務店さんや仕事関係の方と打ち合わせをする。土日はお施主さんとの設計打ち合わせになることが多い。

お施主さんもウィークデーは仕事をされている方がほとんどなので、当然打ち合わせは土日になる。休みの日に打ち合わせすることに恐縮される方も多いのだが、お施主さんもわざわざ休みの日にお時間とって来ていただいているわけだから、それはお互い様なのです。皆さまのお気遣い感謝してます。

自分の性格として仕事と休みの区別はつけたい思っている。でも住宅の設計をしていると、もちろん仕事も生活のうちだし、生活も仕事の一部としてどこかつながっているように思う。料理をすることは楽しいと思う。これは生活でもあるし、私にとっては仕事でもある。

キッチンに立つことは仕事の面でも役に立つことが多い。家事の導線をどう考えるのか。作業空間をどのように位置づけて設計するか。それは普段から家事をしていないと気づかないこともある。家事をすると何よりも段取りと手際がよくなる。そう考えると日々の生活も勉強なのです。

私たちは生活を扱う仕事をしているわけだから、休みも仕事のうちかもしれない。そりゃたまには一日ゴロゴロしたいときもある。そういうときは当然ゴロゴロもする。サボるときはしっかりサボる。それはそれで必要なことだから。


posted by Toki Tsuboi | 12:15 | 仕事のこと | comments(0) | - |
お問い合わせ
先週はいろいろとスケジュールが動いた週だった。今年に入って企画した住宅が春から動き出すことになりそう。週末にはホームページをご覧になったというとても素敵なご夫婦が住宅のご相談にいらっしゃいました。打ち合わせ中にご夫婦と私たちとの間に共通の趣味が発覚し、思わず仕事を忘れそうになるものの、とても楽しいお話ができました。さらにその翌日には、ホームページを見て気に入ったという方からプランスケッチをしてほしいというメールが届く。

最近このようなお問い合わせが増えるにつれて、私たちにとっては何よりもありがたく、また大きな励みとなっています。仕事になる、ならないは別としても(もちろん仕事にしたいのですが・・)私たちに好感をもってお問い合わせいただいたわけですからこんなうれしいことはないのです。一人ひとりの方に誠意を持って対応させていただくことが本当に大切なことだと実感します。

お問い合わせいただいた方には直接お会いしてお話を伺うようにしています。住宅設計は施主と建築家の相性がかなり大きく関係します。相性が最初から悪いと思う人はそういません。住宅が完成するまでにはたくさん打ち合わせが必要ですので、相性を持続させるのにもそこそこ努力が必要だったりします。楽しく努力するためには双方にとって相性がよいことが何よりも大切なことです。相性の確認ができたら、あとはいい住宅をつくることに集中してゆけば結果は必ずよくなります。

当たり前のことですが、いい住宅はいい信頼関係のもとに生まれます。
「いい住宅」=「いい環境」を築くこと。それは施主と建築家の協働作業なのです。

posted by Toki Tsuboi | 20:59 | 仕事のこと | comments(0) | - |
ひなまつり
今日はひなまつりです。

ひなまつり1
お内裏さ〜まとお雛さま〜。ふーたり並んですましがお〜♪

ひなまつり2
ご〜にんばやしにフエタイコ〜♪

ひなまつり3
今日はたのしいひなまつり〜♪

パートナーの坪井一代が小5のときにつくったもの。売っているひな人形には一切興味がなかったらしく、全部自分でつくることにしたのだそうだ。以来、20年毎年これを飾っている。もしうちに娘がいたとして・・。親のタカラはいつか子へゆずるのだろうか・・?私の感想はというと・・こんなにスタッフいたら仕事はかどるね〜♪



posted by Toki Tsuboi | 12:35 | 日々のこと | comments(0) | - |