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DIARY-TSUBOIARCHITECTS OFFICE
ル・コルビュジェ展
東京の六本木ヒルズに行ってきました。
六本木ヒルズにある森美術館で、建築界の巨匠ル・コルビュジェ展がやっています。
行こう行こうと思いつつ、ようやくたどりつくことができました。
帰って仕事をしないとヤバイのであまり時間をかけられないと思ったのですが、展示内容が多く、見ごたえバツグン。

ル・コルビュジェとは20世紀の建築に革命をおこした巨匠中の巨匠。
現代のコンクリート建築はコルビュジェさんの考えたことが基礎となって発展していると言っても過言ではありません。
昔はレンガや石積みの建物が全盛だったヨーロッパにおいて、鉄、ガラス、コンクリート
を使った近代の建築スタイルを圧倒的な力で表現した人物。
世界大戦の後、住宅を大量に生産しなければならない時代。新しい技術と住まい方を提案し、その後の社会に大きな貢献を果たしました。


会場には本展覧会の目玉。フランスのマルセイユにあるコルビュジェによる集合住宅
ユニテ・ダビタシオンの原寸大の室内空間が再現されている。
そしてもうひとつはコルビュジェさんが晩年をすごした、カップマルタンの休暇小屋の
原寸大空間の再現。建築を志す人にとってはもうヨダレもの。

2年前にコルビュジェの建築をフランスで実際に見たことがあります。
本に書かれている理論ももちろんスゴイけど、やっぱり百聞は一見にしかず。
なかなか見ごたえのある展覧会でした。自分のこれからの仕事にこういう経験をほんの少しでも生かすことができたら・・。
帰りの電車の中でそんな妄想を繰り広げてしまいました。


posted by Toki Tsuboi | 20:28 | 建築のこと | comments(0) | - |
面談
昨日は住宅をご検討中のお客さんとお会いしました。
お客さんの検討されている建築家の候補に私たちの事務所を幸運にもいれていただいたことから今回、面談ということになったのです。
夏が戻ってきたような暑さの中、私たちに会いに来てくださったことがとてもうれしい。
面談するときはじめはいつも緊張します。こればっかりは何度経験してもやっぱりアガります。前の日からどんなお話をしようかな、とか考えると少し背筋あたりがむずむずしはじめます。でもやはりそこはプロとして。お客さんを不安がらせてしまうようなことだけはしないように。そう心に決めていざ出陣。

という私たちの若干空まわりぎみの気合はお客さんに出会ったらどこへやら・・。
とても気さくで話しやすい方。お客さんのやわらかい雰囲気にとても助けられ、私たちも時間を忘れていろいろなお話をすることができました。
こういうとき、会話が一気にほぐれるスイッチがどこかにあるような気がします。
「はじめまして。あなたのホームページ、作品、とてもいいですね。」
こんなことを言われたら、思わず笑みが出てしまいます。「いやーそれほどでも・・。」
と謙遜してみても、嬉しさはなかなか抑えられるものではありません。
今回はお客さんが私のスイッチをポンと押してくれたのだと思います。
自分のことを人に素直に伝えることというのは、出来るようでなかなかむずかしいものです。きっと私たちよりもお客さんのほうがそのことを感じているはずです。
お互いに相手のもっているスイッチをうまく発見できたら、その先はきっとうまくいくのかもしれません。

次回はお客さんのスイッチを自然に見つけられるように心がけたいと思います。




posted by Toki Tsuboi | 21:37 | 仕事のこと | comments(0) | - |
じゃばら酒
最近「じゃばら酒」というお酒を飲みはじめています。
私は普段は全くと言っていいほどお酒を飲みません。飲むときは人が来たときや外での飲食に限られ、皆でお話しながら楽しく飲むのは好きですが、お酒自体にあまり魅力を感じたことはありませんでした。先日近所のアジア料理のお店に入って、はじめて口にしたのは「じゃばら酒」というもの。柑橘系のカクテルのようなさわやかな味。アジア料理にも相性抜群で、とてもおいしいお酒でした。

じゃばら酒とは和歌山県唯一の柑橘(じゃばら)をお酒に仕立てたもので、氷やソーダ水で5倍程度に薄めて飲むととてもおいしい。普段はめったに行かない酒屋さんに行って探してみたけれど置いてなかった。インターネットで調べると販売店が限られていて、都内では数箇所のお店しか扱っていないことが判明。こういうめずらしいものにすぐにくすぐられてしまう性格ゆえに、一番近い販売店まで出かけてようやく手に入れることができました。

夏の夜(もう秋ですけど・・)にこのさわやかな味のするお酒は不思議とよくあいます。
そこまでくると成分なんかも調べたくなります。(ほとんど職業病です。)
じゃばらの成分の中にはビタミンと多くのフラボノイドが含まれているようです。
最近の研究ではじゃばらがアトピーの抑制に多少の効果があるという食品学会の報告もあり、なかなか健康によさそう。農薬を使わず天然の成分だけを使い、日本酒や純米古酒をベースにつくられた和歌山の地酒。こういう地方独自の魅力ある商品を発見できたりすると何か少しだけ得したような気分になります。
夜中にゆっくりとじゃばら酒を飲む。もしかしたらこんな習慣が始まってしまうかも・・。



posted by Toki Tsuboi | 20:40 | 日々のこと | comments(0) | - |
オープニングパーティー
今回は少々内輪ネタです。

昨日は学生時代からの友人、角田亜希子さんが東京の南青山にデザイン事務所を開業したので、そのオープニングパーティーに行ってきました。
建築、インテリア、プロダクトデザインと幅広く活動する会社です。
学校を卒業して10年以上経ちました。当時は10年後のことなど想像もつかなかったけれども、今は私たちも自分で設計事務所をしているし、彼女もこれから自分の道を歩んでいくのでしょう。会場にはたくさんの方々がお見えになって、いろんな話ができて、とても楽しいパーティーでした。会場を取り仕切っている彼女の姿を見て、10年間の彼女の成長を実感しました。これからも良い仕事ができるように。応援しています。

会場を後にして、集まった学生時代の友人と朝までハシゴ。
昔からこういうのだけは変わっていない。
これから10年、先のことは今もわからないけれど、こういうのだけはきっと変わらないのだろうと・・そのことだけは何故か確信しています。
始発動いてるかな?眠いよ〜。

オープニングパーティ
撮影:坪井当貴
角田亜希子さんとパートナーの滝内タカシさんです。


posted by Toki Tsuboi | 15:14 | 日々のこと | comments(4) | - |
新米の季節
早いものでもう9月。9月といえば・・。最近の9月は真夏のような暑さですが、季節は限りなく秋に近づいています。
9月といえば・・。そうニッポンジンの心。秋の新米の季節です。農家の方々の1年間の努力が形となって実る時期。私たちの仕事も設計から完成まで、約1年通して成果を出す職業。何となく似ているところがあります。種をまき、苗を育て、1年後の成果を想いながら毎日丁寧に仕事をすることの大切さをこの新米の味から教えられます。おいしい〜。
私の中で9月といえば・・。まだまだ新米。そう・・初心忘れるべからず。

我が家では無農薬のお米を農家から直接購入しています。無農薬有機玄米(精米前のもの)を選び、届いたお米の中から2〜3日分のお米を家庭用精米機で精米しています。
少々めんどうな感じもしますが、やはり精米したてのお米はとてもおいしいのです。
精米したお米は水で研ぎます。この水も大切な要素。ただの水道水で研ぐのはNG。
浄水器を通したきれいなお水で研ぐのがよいです。最初に触れる水の質がとても大切です。研いだお米は十分に水を含ませてから、おなべで炊きます。炊飯用の土鍋を使うのがベストですが、我が家でがBITA CRAFT社のステンレス鍋を使っています。
鍋で炊いたご飯を一度口にしてしまうと、電気炊飯器のご飯を改めて食べようという気がしなくなってしまいます。最初強火で沸騰させてからチョロ火で約8分程度・・。火を止めたら約10分程度蒸らす。ふたを開ければ・・もう最高です。

お米はブランドのナントカ米とかはあまり気にしていません。ただやっぱり日本のお米に限ります。無農薬に力を入れている農家は農薬バリバリのお米をつくっている農家よりも手間ヒマがかかりますし、量もたくさんはできません。つくる農家の方の想いがあって、はじめて市場に並ぶことができるお米なのです。そんなこだわりを持ってつくったお米はやっぱり味もおいしいのです。無農薬のお米は精米して時間が経つと色が変色してしまうこともあるので、食べるときに精米するのが最もよい方法です。つくる人の考えを大切にするなら、このちょっとした精米の手間をよろこんでやろうと思います。

お米は毎日食べるものなのでそこには少々こだわりたい。お米、水、塩、砂糖、しょうゆ。などの基本となるものにはいいものを使いたいものです。少々お金がかかっても・・。
味の素や科学調味料をいくらたくさん買っても、自然のおいしさにはかなわないものです。基本となるものさえしっかり揃えておけば、後はよけいなものを買う必要もありませんから結局はお得なのかもしれません。
お金は使い方によってその価値が出るのかもしれません。高いか安いかということはそこに現れた成果の質によって決まるのだと思います。
私、まだまだ新米なのになんだかとってもエラソーです。




posted by Toki Tsuboi | 21:20 | 日々のこと | comments(0) | - |