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DIARY-TSUBOIARCHITECTS OFFICE
せたまる電車
移転が完了してからそろそろ2週間が経とうとしています。おかげさまで忙しく、いまだ事務所の荷物と格闘中・・。といった感じです。さて、親しい方々にもまだご案内状を差し上げておらず、私たちが新しく構えた事務所は何処か?という問い合わせがあったりすると、口頭にてご説明している始末です。もう少しでちゃんとご挨拶できると思いますので皆様今しばらくお待ちください。

ここは東急世田谷線の上町駅(かみまち)から歩いてすぐの場所です。世田谷線とは通称「せたまる」という愛称のある電車。そもそも電車なのかバスなのか、というくらいの2両編成の小さな「乗り物」です。東京の世田谷区の中心部を走るわりにはその名は意外と知られていません。(実は私も今回初めて乗りました。)

東急田園都市線の三軒茶屋駅〜京王線の下高井戸を結んでいて、端から端まで乗っても
たったの20分でおしまい。トロトロと走るその様を見ていると、なかなか愛嬌のある顔をしています。きっと「車両事故」とかないような気さえしてくる。世田谷区には大きな環状道路があって、この「せたまる」と交わる場所がありますが、トロトロ走って信号停止。何と車と信号が一緒。車や人を待つために電車が止まる。乗り方もバスと似ていて、駅から電車に乗ると料金箱にお金を入れる。車掌さんから挨拶なんかされると少し照れてしまう。少し誇張して言うならヨーロッパの路面電車(トラム)のような感覚です。

せたまる1
せたまる車内 撮影:坪井当貴

今年世田谷線は生誕100周年。旧玉電の路面電車としても永い歴史があります。地域の住民の方々は世田谷線の線路沿いに花や植物を植えて景観をよくする運動をされているご様子。駅では駅名プレートのストラップが売っていたりする。「せたまる」はとても地域の皆様に愛されているようです。私も子供のころからこいう「乗り物」はとても好きだった。スピード感がある最新の電車より、住宅街の中をゆっくりと進んで周りの景色がよく見えることが何よりうれしかった。そんなことを思いながら電車にゆられて終点に到着。終点の三軒茶屋駅もどこかヨーロッパの田舎駅のような雰囲気をもっている。ここが私たちのこれからのホームグラウンド。

せたまる2
三軒茶屋駅 撮影:坪井当貴





posted by Toki Tsuboi | 22:18 | 日々のこと | comments(0) | - |
移転計画実況中継3
この度、新事務所への移転が完了しました。事務所は今荷物の山ですが、今日から新しい環境で事務所をスタートします。皆様これからも宜しくお願い申し上げます!

話は少し前後しますが、事務所の移転先が決まってから、移転に必要なことを事務所内でリスト化してスケジュールの調整をすることになりました。思いつくまま箇条書きに書き出してみてとりあえず驚く。驚いてばかりもいられないので、対応策を練るため事務所内で作戦会議。雑多なことも含めればたくさんありますが、大きくまとめると以下の内容になったので端からやっつけることにする。

・不動産屋さんとの契約、解約の手続き
・荷物や資料の整理、処分物の選定
・引越しの日程と業者の選定
・通信手段の滞りなき変更(電話番号、fax番号、メール)
・各行政機関への変更届
・移転先の近くにある施設やお店の下調べ
etc

ほとんどのことは同時進行で進め、毎日がめまぐるしく過ぎていきました。そして迎えた移転当日。引越し業者は以前からなじみのある「アリさんマークの引越し社」作業員全員が正社員で、アルバイトさんはいません。配慮が行き届いていて、値段もリーズナブル。以前勤めていた事務所の移転時にもお世話になり、とても好感がもてたので今回もお願いすることにしました。ただお気の毒なのは作業員の方々。設計事務所は資料や書籍が多く(ほとんど本)運ぶ苦労は大変なものです。でも作業が始まれば、泣き言ひとつ言わず、(本当は言ってたかもしれないけれど・・。)一生懸命作業をしているところにちょっと感動を覚えました。一番若い社員さんは半分白目・・。お疲れ様でした。電話業者、ガス、電気の開設、メールや通信手段の設定を1日で終わらせ、私たちも半分白目。雨の中、新しい事務所への移転がめでたく完了いたしました。



posted by Toki Tsuboi | 00:34 | 日々のこと | comments(0) | - |
移転計画実況中継2
前回坪井当貴建築設計事務所の移転が決まりました。早速、移転先をどこにするかの検討を始めました。不動産屋さんを廻る前に、探す条件を事務所内で意見交換し、条件を整理してみる。

駅からの距離や間取りのタイプ、予算範囲、希望エリア、ある程度の条件設定を行えば、不動産屋さんが物件をいくつか紹介してくれるはずです。しかし、この形式的な条件設定から始めるてしまうと何か肝心なことが抜けてしまうと思い、それが何かを事務所内で討論する。

一番大切にしたいこと。それはやはり場所や街の雰囲気です。どの場所にいたいか、またどんな街で仕事がしたいか。これを抜きにしては条件設定は行えないということです。
すべてはまずそこからスタート。「私たちは住環境のよい住宅地の中で仕事をしたい。」普通の会社とは考え方が違うかもしれませんが、こんなことを言ってみるのも悪くないと思う。住まう人の感性をいつも感じられる場所に移転しよう。細かい条件は挙げればきりがないけれども、基本となる移転コンセプトの設定さえきちんとできれば、そこから大きくブレることは少なくなります。これは住宅設計においても大事なこと。普段やっている仕事と同じことを自らにもカウンセリングし、コンセプトの設定を行いました。

大きな基本コンセプトは以下の3つ
・住まいの環境を感じられる場所として住宅地を選定。
・前回の作業環境を改善し、充実させる。
・移動手段として駅からの距離が近いこと。

このような基本構想を掲げ、不動産屋さんとエリアの検索をはじめました。
かなりの物件数を検討し、しばらく時間をとってじっくり探した結果、世田谷区の中心部にほど近い、閑静な住宅地にある物件に出会いました。私たちの3つのコンセプトに合う場所で、周囲の緑が心を和ませてくれる。現地を見てとても気に入りました。「ここにしよう。」めでたく坪井当貴建築設計事務所の移転先が決定しました。

→To be continued(また次回につづく)
posted by Toki Tsuboi | 17:04 | 日々のこと | comments(0) | - |