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DIARY-TSUBOIARCHITECTS OFFICE
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職人力

建築現場には多くの職人さんが関わっています。

職人だけではなく、電気屋さん、設備屋さん、建材メーカーの営業職などを含めれば

実に多くの人が現場に参加します。

 

設計者はその全体を見渡す司令塔のような役割で、

自ら設計した図面をもとに、実際に建物をつくる上で彼らと話をする機会も多いです。

職人とひとことで言っても、いろいろな専門分野に分かれます。

わかりやすいのはやはり大工さんで、木造であれば、ほぼすべての木工事を大工さんが担当します。

モルタルや土壁を塗るのは左官やさん、屋根を葺くのは板金屋さん、

ガラスを入れるのはサッシ屋さん、タイルはタイル屋さん、電気工事は電気屋さん

水道工事は設備屋さん、製作家具は家具屋さん、オーダー建具は建具屋さん、

お庭は植木屋さん、内装はクロス屋さん、ざっとあげただけでもすごい数ですね。

 

彼らの仕事の多くは、どれをとっても長く日本で築かれてきた建築技術の代表的なものばかり。

しかし、最近はハウスメーカーやローコスト住宅などの仕事で安く叩かれ、仕事の質は下がる一方、

若い人が育たない、技能を使う現場は希少、部品のような使われ方、過重労働の強要、彼らもいろいろ思うところがあるようです。

たまに欠陥住宅や手抜き工事のニュースを目にします。

本来あってはならないことですが、それらは職人の心が離れた結果として起こるのかもしれません。

 

目立たなくても、手を抜かず、家を建てるお客さんのために、自分の信条を持って仕事をすること、

それを「職人力」とでも言いましょうか。よい家をつくるためには欠かせない力であると私は思います。

 

現場で話をしていていつも思うのは、よい職人さんはコミュニケーション能力がとても高いです。

できる職人さんほど自分で試行錯誤し、自分の技術を役立てる術を知っています。

過去の経験に裏づけながらも、過去にとらわれない考える力を持っています。

家づくりに関わる人間として、「職人力」を大切にしていきたいと思います。

 

 

posted by Toki Tsuboi | 14:58 | 現場のこと | comments(0) | - |
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