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会津・喜多方の家
 昨年の暮れ、福島県喜多方市の家が完成しました。

祖父・祖母・父・母・息子さんご夫妻、お孫さんを含む、4世代8人が暮らす大家族の家です。

施主であるWさんご夫妻にはじめてお会いしたのは、今から約2年半前。ご実家である喜多方の家を建て直し、家族みんながお互いに支えあいながら暮らしたい、素朴でありながらも「私たち家族のための家」を設計してほしい。それを是非坪井さんにやっていただきたいのです・・。ゆっくりとした口調の中に、しっかりとした意思を含んだ、ご主人の厚い言葉を今でも覚えています。

遠く離れた私たちに設計のご依頼してくださったことはとても嬉しく、また同時に身の引き締まる思いもありました。ご夫婦の家族を思う気持ちに是非とも応えたい。慎重に、1つづつ条件をクリアにしながら、約1年をかけて設計をまとめていきました。

月に1回の打ち合わせは、とても和やかで、会津地方へ行く足はいつも軽く感じました。冬は豪雪となる喜多方市。冬の寒さや雪の感触など、東京に暮らす私にとって、予想をはるかに超えるものでした。寒冷地での設計の経験は過去にもあったので、現地の状況に詳しい施工店とも、情報交換を密にしながら、

建物の形状や屋根の形など、雪に対する考慮を最大の関心事としながら、目の前に広がる風景と向き合い、この場所にふさわしい佇まいをイメージしていきました。

屋根は緩勾配の大屋根とし、景色の先に見える山々の稜線と重なるようにイメージしました。また、雪かき作業を極力減らすべく、脇に流れる水路に向かって自然と雪を落とすように屋根方向を決めています。

内部はシンプルな間取りながら動線のバリエーションに富み、大人数でも機能的に暮らせるようにプランを工夫しています。冬は窓の開け閉めが極端に減ることで、換気の回数が減ることから、内部の仕上げは調湿性の高い自然素材を採用するなど、季節の温・湿度変化による空気環境にも配慮しています。

2年の歳月をこの計画に携わったことで、会津地方の豊かな四季の風景、豪雪の降る冬の厳しさ、その中で育まれた生活文化にも触れ、仕事ながら私にとっても大変貴重な経験となりました。

今年もまた、厳しい冬を迎えますが、新しくなった家でご家族が暖かく暮らしている様子を想像してみたりしています。Wさん、ありがとうございました。

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2階のリビング・ダイニング
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天井ルーバー(ツガ材)

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1階:畳リビング・ダイニング

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旧家の利便性を生かし、続き間として使える畳スペース


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posted by Toki Tsuboi | 10:00 | 完成住宅事例 | comments(0) | - |
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