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DIARY-TSUBOIARCHITECTS OFFICE
学びと経験

何事も経験がものをいう。

仕事にしろ、人間関係にしろ、経験は大切な財産である。

経験が深いほどに、物事に対する理解や洞察力、判断するための一定の基準を持つことができる。

経験は人を成長させ、人生をより豊かなものにしてくれる。

 

まだ経験がない人や、または希薄であることが必ずしも経験がある人よりも

決して劣っているわではない。若いうちは誰だって経験は少ないものだ。

未経験であるからこそ想像力を働かせる。余計な知識にとらわれず

シンプルに物事を捉え、それが正しい判断への道標となる。

 

仕事でもさまざまな職人や熟練工と出会う。

自分も若いころとは違い、それなりに経験を積んできた。

お互いの経験値をもとに物事をすすめれば、大概のことは間違いなく進む。

しかし経験があるからといってそれにあぐらをかいてしまうと

思わぬ落とし穴にはまる危険にも注意をしなければならない。

 

経験は自分の行動に自信を与えるが、成長過程をすぎると

新しいことに挑戦しようとはせず、過去の経験に固執してしまうこともある。

人の話が耳に入りにくくなり、自分を狭い殻の中へと押し込んでしまう。

 

職人の高齢化により、最近そのことを感じる機会が多い。

もちろん高齢化だけの問題ではないし、これはひとつの例え話にすぎない。

経験のある熟練工は、それだけで尊敬に値する。

経験にあぐらをかくことなく、生涯学びを追求する職人さんもいる。

現場の先輩方から私は多くのことを学ばせてもらった。

生涯学びの心を忘れずに、私もそうでありたいと思う。

 

 

posted by Toki Tsuboi | 17:39 | 日々のこと | comments(0) | - |