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DIARY-TSUBOI-ARCHITECT&ASSOCIATES
制作家具(赤羽の家)
 赤羽の家の現場は4月末のお引渡しを目指し、ゆとりをもって進んでいます。
今日は現場に制作家具が納入されましたので、その一部をご紹介します。

制作家具は、施主さんと打ち合わせた内容を私が設計し、専門の家具職人さんで制作します。
簡単な収納程度であれば、大工さんでも造れますが、引き出しや、細かい細工が必要なものは、
やはり家具職人さんの技術が必要になります。(同じ職人さんでも、専門が違うという感じですね)

赤羽の家では、キッチン、リビング家具、下足収納、書棚、ベンチまで家具職人さんで
制作をお願いしました。
家具1.jpg
家具3.jpg
リビングの家具 カウンターはナラ、 面材のシナにナラの手掛けがポイントです。
家具4.jpg
カウンター上には配線用の孔をあけておきます。
この孔は、中のAV機材の排熱にも利用。
家具6.jpg
カウンターと扉はナラ、下駄箱内部は掃除のしやすいポリ合板を使用します。
家具5.jpg
キッチンカウンターも家具で制作。白いメラミン扉に、ナラ材の手掛けがポイントです。
下部には分別用のゴミ箱を収納。ゴミ箱がうっかり見えないように。
家具2.jpg
玄関のベンチ。ステンレスの手摺がつきました。何だか電車みたいですね(笑)
ご高齢な方はもちろん、子どもさんにも大人気です。



posted by Toki Tsuboi | 09:17 | デザインの手法 | comments(0) | - |
考える。そしてつくる!

 先日、現場打ち合わせでのひとコマ。

2階のバルコニー手摺を木でつくりたいと考えていたのだが・・予算の関係で工務店からアルミの既製品手摺を紹介された。理由は木でつくるよりコッチのほうが安いから・・。確かに、理由はわかるが採用できるかどうかはまた別の問題。

我々の設計では、建具や手摺などを含め、できることなら既製品は使わずに現場で製作したいと思う。断っておくと、別に既製品が嫌いなわけではない・・。いろいろ選択肢がある中で、安易に既製品を使うことが必ずしもベストではないし、正直コレは!と思うものが既製品の中にはなかなか見つからないことも理由の1つだ。

それもそのはずで、既製品の多くはハウスメーカーに採用してもらうために商品開発を行っていることが多いので、結果としてハウスメーカーのイメージに偏ったモノが多くなる。見かけのレパートリーが増えても基本的な発想はほとんど同じなので私たちにとっての選択の幅はなかなか広がらない。もちろん既製品の中にも優れたものはたくさんあるし、特に窓や水まわりなどは既製品を使うほうがよい場合もある。

ただ私たちのようなアトリエ事務所に設計依頼をされる施主の方々はそれを安易に取り入れることを望んではいない。プランにしても外観にしても、機能性と同じようにデザイン性にも優れた家を期待しているのだ。その期待に応えることが私たちの使命であり大切な役目でもある。

確かに一部に既製品を採用することでコストを安くできるところもある。オリジナルでつくることに執着して、予算の枠を大きく超えてしまっては元も子もない。既製品を部分的にうまく取り入れて、それを逆に使いこなすくらいのアイデアや工夫も必要だ。

おこがましい言い方だけれども、最近の既製品はデザインも格段によくなった。モノがなかった時代に建築家が考え出したアイデアの数々。企業もよく研究しているのだろう。ただ出来上がった商品が表面的に見えてしまうのは何故だろう。形(商品)になった瞬間にその魅力を失ってしまうような・・。

ある照明デザイナーがこんなことを言っていた。
「形だけをまねるのではなく、その理念をまねてほしい」・・と
だから私たちは既製品を使うことを手放しでよしとはできない。

既製品を使う、使わないも含めて、その建築をどのようなものにしたいのか、
結局のところ、そこを人一倍よく考えて、丁寧につくることが大切だと思う。




 

posted by Toki Tsuboi | 12:33 | デザインの手法 | comments(0) | - |
床材選び
 世田谷区で進行中のIさんのリフォーム。

設計打ち合わせも佳境に入り、先日仕上げ材料の打ち合わせを行いました。

Iさんは身体にハンディキャップをお持ちで、奥様との2人暮らし。

今回のリフォームでは空間機能の改善と、仕上げ材を変更することが、

生活の安全性と快適性をつくる上で大きな意味を持ちます。

打ち合わせの焦点になったのは床のフローリングについて。

転んでも危険のないことはもちろん、手すりにつかまり、室内をゆっくりと歩く人にとって

床への意識はきっと大きいものとなるでしょう。

あたたかくぬくもりのある床、自然で肌触りのよい材料がふさわしい。

そこで今回ご提案したのは桐のフローリング。

箪笥などでよく使われるあの桐材です。

足さわりがよく、あたたかな床材。

私が知る限り、素足で歩いてこれほど気持ちのよい材料は他にありません。

しかし桐はとてもやわらかく傷がつきやすい。

最近はキズがつきにくく、メンテナンスが楽な材料が好まれる傾向があります。

それゆえ桐のような材料はハウスメーカーや工務店からは敬遠されがちです。

しかしIさんにとって、床がやわらかいのは安全の証であり

キズがつくことを恐れるよりも、毎日の心地よさを得ることのほうがはるかに価値があるという

考え方もある気がします。もちろんすべての人に当てはまるとは限りません。

家づくりは一人ひとりの施主の立場に立って創造ことが大切であることを

今回の仕事を通して改めて確認しています。


posted by Toki Tsuboi | 20:31 | デザインの手法 | comments(0) | - |
HPリニューアル中
 ホームページをリニューアルしています。

ホームページは事務所の顔でもあるので、できれば年に1度は手を入れたいところです。そろそろ住宅作品も増えてきて、今まで不足していた情報を加えたいこともあり、今回ページの一部をリニュールをすることにしました。

リニューアルを担当していただくのは、当社のホームページを製作していただいた株式会社それからデザインさん。
先日リニューアルの相談をするべく、新しくなった彼らのオフィスに伺いました。

新しく追加される住宅作品、これまで施主の皆様からいただいたご質問などを加え、今の内容をより充実させていくにはどうしたら良いかなど、打ち合わせをしながらいろいろ案を出し合いました。

それからデザインさんもご夫婦でお仕事をされていて、私たちと共通する部分も多いです。
仕事を通して彼らから教わることもたくさんあります。

クライアントの「個性」をどう社会に表現するか、またその表現はどのような伝え方が一番いいのか、私たちの細かい希望にも真摯に耳を傾けてくださり、今回も安心しておまかせすることができます。

今日はリニューアルの原稿が届き、とてもいい感じに仕上がっています。
どんな風にリニューアルされたかは、近日中のアップロードを楽しみにお待ちください。

ホームページを製作したときのブログはコチラ


posted by Toki Tsuboi | 19:19 | デザインの手法 | comments(0) | - |
ものづくりの理屈
 いいものに理屈はいらない・・。そんな言葉を聞いたことがある。

いいものはいい。そう素直に感じられるようなデザインができたらすばらしいと思う。

でも自分の仕事の中で、デザインを考えるときには必ず理由が存在する。

なぜそうしたのか、またはなぜそういうデザインが必要なのか。

私の考えるデザインとは場所と人を結ぶ「生きた環境」をつくること。

より快適に、より自然に、より美しい住まいを目指すこと。

とてもシンプルだけど、いつもそこが私の原点。

目指すものが漠然とした雲をつかむようなことだから、

1つ結論を出すときは、何となく・・というような曖昧な判断はしないことにしている。

すべてにとは言わないが、必ず問いがあって応えがある。

結論づけることで野暮になることもあるかもしれないし、すべてが白黒分けられるとは限らない。

でもそこは敢えて、自分の言葉にして表現してみることが大切だと思う。

表現は人の評価や理解を得てこそはじめて価値を得られる。

特に建築の設計は、まだない空間のイメージを施主と共有し、生活の未来を予測しながら行っていく。

そうであれば何となく・・という曖昧な憶測ですすむことや、すぐビジュアルのイメージに走るのは正しくない。

空間に多くの含みを持たせることも、1つひとつの理由を積み重ねた結果だ。

言葉を尽くすことは決して縛りをつくることではないし、また型にはめることでもない。

自らの想像力をより強くするために、そしてその想いを人の心に届けるために。

誠実に言葉を尽くしたとき、言葉自身は消えてなくなり

理屈のいらない表現が自然と現れてくれるような気がする。

今日はそんなコトをつらつらと考えた1日でした。



posted by Toki Tsuboi | 21:06 | デザインの手法 | comments(0) | - |
プレゼンテーション
 世田谷Y様邸の初回のプレゼンテーションに行ってきました。

ヒヤリングを開始してから3週間。敷地の調査や法規の確認、そしていただいたご要望の内容をもとに今日は最初のご提案です。

私たちの事務所ではご依頼をいただいてから最初のプレゼンまで約3週間〜1ヶ月いただきます。ハウスメーカーなどに比べて多少時間をいただくことになりますが、自信をもっておすすめできるプランをご提案するためにはどうしても必要な時間です。その分ご要望と予算から可能なことをあらゆる角度から検討し、じっくりと案を考えることができます。

設計条件やご要望をカタチにすることは当たり前として、そこからさまざまな可能性を検討しながら、その場所にあった環境を読み解き、施主の暮らしにフィットした住宅を施主と一緒に目指していくことが私たちのような業種を利用していただく最大のメリットだと言えます。

そうであるがゆえに、施主の期待が大きいことは必然です。ありがたくもその期待に応えるべく、今日は3週間がんばった成果をお見せする日。はたして喜んでもらえるかどうか・・やはりこればかりは何度経験しても緊張します^^;。

プレゼンの資料をもって先方のお宅へと伺います。
ご家族も全員おそろいでテーブルにつくなり皆さんのワクワク感が伝わってきます。 
さて、どんな案が出来上がったのでしょう。模型のハコを静かに開きます。

模型を取り出すとご家族から歓声が・・。みなさん揃っていいリアクションをありがとうございます(笑)
柔らかな笑みを浮かべたお施主さんの顔を見るとこちらも胸がすく思いがします。

模型を見たご主人からうれしい一言。「子どものころに見ていたら私こういう仕事を目指していたかもしれませんね〜♪」
その後も終始和やかな雰囲気で笑顔のたえない打ち合わせになりました。

まずは第一関門突破です。

Y邸
世田谷Y邸 2世帯/木造3階建てです。

posted by Toki Tsuboi | 12:26 | デザインの手法 | comments(2) | - |
シンプルイズベター

住宅は「シンプルイズベター」がいいと思う。

似た言葉では「シンプルイズベスト」という言葉がある。余計なものをそげ落とし、物事の本質を浮かび上がらせることで唯一無二の結論を得ようとすること。

う〜んなるほど。それもすばらしい考え方だ。

それに比べて「シンプルイズベター」は余計なものをも含めその中から「より良い方法を選択する」こと。
結果はあくまでもベストではなくベターでよい。答えもきっと1つではないはずだ。たくさんの答えがある中でよりよい方法を自分なりに選んでみること。そういう考え方にとても惹かれる。

住宅設計を「シンプルイズベスト」で考えてしまうと、結果的にそれに縛られて少々窮屈な気がしてしまう。建築として唯一無二の作品になるのかもしれないが、施主はいつも建築家の考えた「ベストな状態」を維持し続けなければならなくなる。そもそも人の生活のあり方にベストな解答など存在しない。

自分の暮らしを見ても、「生活とは何か・・」なんて考えながら毎日暮らしているワケではないし、人から見れば余計なものでも自分にとって大切なものもある。休日は緊張感のない格好で部屋でゴロゴロもするし、お酒を飲んでテレビを見ながら寝てしまうことだってある・・。

シンプルな暮らしがコンセプトですと言われても・・人間そううまくはいかないものだ。

子どもは部屋を汚すし、台所では生々しい食材の香りやお気に入りの調理道具などもたくさんある。だからあるがままの姿をいかに受け入れるか・・。その受け入れ方がとても重要だと思っている。

「シンプルイズベスト」もあってよい。でも私は「シンプルイズベター」でいこうと思う。

すべての余計なものを含めて・・「自分にとってより良い暮らし方を選んでいく」こと。
住まいは本来そういうものではないかと思う。



posted by Toki Tsuboi | 21:08 | デザインの手法 | comments(0) | - |
長期優良住宅のススメ
 今年から「長期優良住宅」の設計に関わっています。

長期優良住宅とは福田政権時の200年住宅構想から生まれたもので、
日本の木造住宅の品質レベルを向上させることで住宅の寿命を伸ばし、
次の世代へ残せる家づくりを目指そうというものです。

新築において長期優良住宅の認定を取得すると税制面で優遇を受けられる他、
国の補助金を受けられる可能性も広がり、施主にとって様々なメリットがあります。
今後ご希望される方も増えることでしょう。

国土交通省のパンフレットを見るとこのようなことが書いてあります。

施主               (良い住宅を造ってきちんと手入れし、長く大切に住まう)
ビルダー            (より良い住宅をつくり、長期にわたりしっかりと守る)


これを見ると住宅を長持ちさせるためのハードの性能や品質だけの話として捉えられがちですが、
実は「次の世代に残す社会資産」という考え方が私には重要のように思えます。

現在の日本において住宅を200年単位で考察することは机上の空論と言わざるを得ませんが、
これからの日本の住宅を社会資産として長く使っていこうとする試みはとても尊いことのように
思います。

住まいを次の世代に残すことは・・すなわち文化を残すことに他なりません。
そうした視点から見てみれば、この制度で最も力を入れなければならないのは
品質や性能だけではなく、実は設計力であることに気がつきます。

将来の生活や文化の変化に目を向け、それを予測し、深い洞察力をもつこと。
そして次の世代に生きる子どもが守りたいと思えるだけの豊かな空間を築くこと。

住宅を残すには相続税という高いハードルもあります。
受け継ぐ側にその家を残したいと思う気持ちがなければ世代の交代ともに消滅することも少なくありません。
住まい手に受け継ぐ精神をもたらすことがこの制度の根底にあってほしいと思います。
それは造り手の意識にも深く関わる時代のテーマにもなるはずです。

そのような考えのもと、この制度を施主のために役立てたいと考えています。


posted by Toki Tsuboi | 20:07 | デザインの手法 | comments(0) | - |
CASBEE戸建評価員になりました。
 本日よりパートナーの坪井一代が建築環境・省エネルギー機構のCASBEE戸建評価員になりました。
CASBEEとは、建築の総合的な環境性能を評価する手法のことで、日本の住まいがより良い住環境を生み、長く使われ、省エネや省資源に配慮されることにより、次世代に残るエコロジーな住宅の普及を目指そうというものです。

このような環境性能評価システムはイギリス(BREEM),アメリカ(LEED)、世界14カ国標準(GBtool)など世界中で取り組みが行なわれており、日本ではCASBEEとして普及が始まりました。このシステムを導入することにより、住宅の品質や環境性能を客観的に評価し、環境に負荷をかけない設計を体系的に行なうことができます。その評価内容は下記の通りです。
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posted by Toki Tsuboi | 17:39 | デザインの手法 | comments(0) | - |
取り組み

先日、「自立循環型住宅の設計ガイドライン」なるものを受講してきました。

この夏、民主党を第1党とする連立政権が誕生し、日本は2020年までに25%のCO2削減(1990年比)を目指すことになりました。特に住宅産業や各家庭におけるC02の削減がこの目標を掲げる上で重要な役割を担います。

今年は省エネ法が改正され、今までの曖昧だった目標から「CO2削減の義務化」へと移行しました。持続可能な低炭素社会を目指すことを法律で義務化したことになります。建築業界としてもそれらの変化に対応していくことは大変ですが、時代の流れとしては当然かもしれません。

法改正に伴い、家電に引き続き住宅においてもトップランナー制が導入されました。年間150棟規模以上を供給する住宅会社、及び300岼幣紊里垢戮討侶築に次世代省エネルギー基準を満たすことが義務付けられます。小規模な会社や注文住宅についてはまだ義務化されてはいませんが、近い将来義務化に向かうことは確実です。

その他住宅性能評価基準や長期優良住宅などの基準が今まで以上に設計とリンクするようになることが予想され、新築やリフォームを問わず、ライフサイクルCO2の削減や次世代ストックに向けての総合的な取り組みが求めらるようになります。いつの時代も「建築の質」を決めるのは設計者の役割ですが、これからは「持続可能な建築の質」を決めるのもまた設計者の重要な役割となっていくでしょう。

その評価手法の1つとして「自立循環型住宅の設計ガイドライン」があります。日射コントロールや自然換気などのパッシブな設計手法に加え、次世代断熱や設備のあり方、太陽光発電の利用など住宅におけるCO2削減に特化したものです。それらを設計に取り入れていくことで、住宅におけるCO2の50%(2000年比)を削減することを目標としています。内容を読むと、改めてその重要性を確認することもあれば、意外と知っているようで知らなかったこともあり、今後の設計において大いに役立てていきたいと思っています。

受講証

posted by Toki Tsuboi | 12:34 | デザインの手法 | comments(0) | - |